保険会社で健康改善により保険料が優遇される商品が増えているという。被保険者が健康に気を使うことにより、病気になる頻度が減りにより保険会社も支払い保険料も減るのだから双方に取って良い取り組みと言える。

しかし何をもって健康を図るかは難しい所だ。体重は毎日測れば管理できるが、検査結果は年一回の健康診断を待たないといけない。食事のカロリーや塩分も計算はできるが続けるにはなかなか手間がかかる。

テクノロジーが進化してきているののでそのうち、ウェアラブルの機器で常時健康パラメータをモニタリングしつつ手軽に行動を記録し、唾液など簡便な検査を定期的にできるようになればビッグデータと組み合わせて、ユーザーにタイムリーにアドバイスや警告を出すことができるのではないだろうか。

ただ、AIが警告を出しても無視して目の前の魅力的なものに飛びつくのが人間の性だ。そこで保険料の割引やポイントのようなインセンティブを使うと一部の層は行動すると思う。
保険会社にはそんな取り組みによりさらにSDGsに貢献してくれることを期待したい。