何気なく、NHKオンラインを見ていたら
【NHKニュース 1人当たりGDP G7最下位】
http://www.nhk.or.jp/news/k10013250811000.html
という記事が目に止まった。
確か、世界不況の中、バブル崩壊を立て直してきた日本の経済は「不況下の中ではまともの方」と聞いていた気がするのだが、実態は「ビリ」であるらしい。
これは、自民党の政治が欧米追従で「外需依存」だったことを物語っている。
いざなみ越えの好景気というのは「外需企業と、金持ちだけ」のことで、内需企業と一般庶民はバブル以降も不景気下に耐え忍んでいたということである。
外需企業と資本層のみに目を向けた自民党の政策は、格差社会を容認、地方切捨て、弱者切捨てと「人間の価値を、年収で決まる」というような「自由競争原理」と「自己責任原則」を前面に押し出す形で「行革・改革」と言い続けてきた。
その中で「毎年3万人を超える人が自殺」を選択するという社会になり、医療現場・教育現場は崩壊、地方の行政も行き詰まりを見せてきた。
すべては、財界と政界の癒着構造の中、資本家層に取って都合の良い部分だけを「欧米から取り入れる」という政治姿勢が根本にあるのではないだろうか?
「公務員イジメ」という公務員でも下っ端の「現場職員」を虐めていれば「自分の不幸が解消される」とでも思っているような風潮に社会全体が誘導されていた。
財界をスポンサーとしているマスコミも、こぞって「行革・改革」を錦の御旗に据えて、小泉行革に賛同した。
この時期、大手新聞の五大紙と、地方紙では「報道の記事が違っていた。」
地方紙が、郵便局の民営化に対して具体的な問題点や、実際に起こりつつある地方の崩壊を記事にしても、五大紙は「ほとんど、記事にしなかった。」
【NHKニュース 精神疾患で休職の教員 最多に】
http://www.nhk.or.jp/news/k10013250651000.html
公務員は「働かない・楽している・高給取りだ」というようなイメージが定着した結果として、崩壊が進んでいる。
上記の記事は、そのほんの一部のデータの現われでしかないのだが、現実には「手が足りない・父兄の要求が異常に高くなっている・人材が育たない」の三重苦の中で、数年前から自殺率も高い。
【NHKニュース 郵政見直し案の骨子作成】
http://www.nhk.or.jp/news/k10013277301000.html
【日本郵政グループ各社の株式の売却を凍結する法案が、さきの臨時国会で与党側の反対で廃案】
これを受けて、別の法案を提出して「郵政民営化を見直そう」としているということであるが、多分このままで、小泉氏が引いた郵政民営化が進むようだと、郵便局制度は崩壊するだろう。
すでに、郵便局会社(窓口の会社)と郵便事業会社(郵便物を配達する会社)は、採算的に立ち行かない状況だと言えるが、人手不足も深刻である。
一般銀行の半分以下の人員で「一般銀行の同質のサービスと品質に引き上げ」なおかつ「郵便」と「保険」を取り扱いながら、既存のサービスも低下させないというのは無茶苦茶も良いところで、要求を満たすには、約2倍の定員配置が必要だろうが、そんなことをしたら「大赤字」になるだろう。
小泉氏の言った「コンビニ機能」を持たせるとしたら、約3倍くらいの定員配置が必要不可欠であり、多分、それでも、8時間営業のコンビニとしかなれないだろうが、とても採算は黒字にはならない。
業務が違うので一概に比較も出来ないのだろうが、民間銀行の半分の給与と半分の定員で、貯金の業務を含めて「3つの事業のサービスを提供していた郵便局員」であり、「独立採算制で、税金からの給与負担を受けていなかった公務員」を、「働かない・楽している・高給取り」とのイメージ誘導によって、橋本内閣の時の法律を無視して、無理やり民営化して、何も良い事などなかったはずである。
公表されていないので、ハッキリとは言えないが、民営化移行期においては、相当数の「郵便局長」や「郵便局員」が、過労死、自殺、精神障害、リタイアをしたはずである。
国は、国が決めた法律で「郵政民営化を断行した。」のであるから、その具体的数字を示す必要がある。
その人たちは「小泉氏と竹中氏」が追い込んだ加害者であることは認識するほうが良い。
また、今回の「株の売却凍結法案」を廃案に導いた政治家は、名前を公表すべきである。
この時点におよんで、郵政の民営化を「正しい方向と思っている者に、政治家の資格はない」と思う。
仮に、少しの利点があるとするのなら「アメリカへのゴマすり」だけである。
売国奴の政治家は「非国民」なので、選挙権は剥奪で十分であり、国外追放が妥当である。
【NHKニュース かんぽの宿 オリックスに売却】
http://www.nhk.or.jp/news/k10013261831000.html
こんな記事も目に付いた。
時代の流れの中で、かんぽの宿自体は「民営化」が妥当だろうとも思うが、本来なら、地方自治体に払い下げるのが良かったのではないかとも思う。