最近は、エコツーリズム、ヘルスツーリズム、ロングステイなど、新しいタイプの旅行も人気。単なる観光だけでなく、体験型の旅行も増えており、なかには「仕事旅行」なんていうユニークなものもある。
仕事旅行とは、その名のとおり、普段とはまったくちがう仕事を気軽に体験できるツアー。体験できる職業は、漁師・美容師・パイロット・映像翻訳家・エステティシャン・フードコーディネーターなど、首都圏近郊の職場を中心に40種以上もある。体験期間は多くが1日、長くて2日程度。週末や有給を利用して気軽に参加するのにちょうどいいスケジュールで、価格は10,000円~。
参加者は好奇心でのぞいてみたい人から、その職業に就きたい人までさまざま。気になるお店の裏側やオフィスに実際に入れるだけでなく、実際に仕事の一部も体験。ツアーを通して「こんな働き方もあるんだ」「自分はこういう仕事がしたいんだ」と改めて気づく人も多いよう。
仕事旅行を販売している仕事旅行社代表の田中さんに話を聞いた。企画のきっかけは?
「自分自身が前職の際、本当にこの仕事を続けたいのかモヤモヤしていたのですが、ある企業を訪問したことで、モヤモヤが晴れ、次の具体的な行動まで見えたことがありました。同様の経験を他の人ともシェアしたいと考えたからです」
たしかに、さまざまな仕事を体験してみるメリットは多い。普段は入れない世界に潜入できるワクワク感はもちろん、異なる仕事観や価値観を知ることで世界も広がる。現在の仕事の参考になることもあるだろうし、あらためて現職の良さを確認する機会にもなるだろう。また、転職を考えている人にとっては、お試し就職的な機会となり、ミスマッチも減るはずだ。
なかには、職人気質の人はかっこいいけれど怖そう? なんて心配する人もいるかもしれないが、体験先に選んでいるのは、“仕事はしっかりしているけどサービス精神に溢れる優しい人”だというのでご安心を。
一部の体験をのぞいて年齢制限はなく、募集も随時おこなっている。
ツアーは昨年2月から販売しており、現在のところ、月30~40人の利用があるという。ちなみにこれまでの人気ベスト5は、1位「花屋になる旅」、2位「左官職人になる旅」、3位「ブックセレクターになる旅」、4位「カフェオーナーになる旅」、5位「PRプランナーになる旅」。また、隔月で交流会も開催しており、日程はホームページ、Facebook、Twitterなどで公表しているとのこと。
新しい休日の過ごし方としての仕事旅行。今後もコースは随時増やしていくそうなので、ますます注目を集めそうだ。
出典:エキサイト