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KDDSのブログ

 慶應発達障害支援会 (KDDS:Keio Developmental Disorder Support) は、発達障害児の支援をする学生団体です。
KDDSは、応用行動分析学に基づいた療育方法を用いて発達障害児の支援を行っております。

KDDSの井村です。10月28日に実施したピアトレについて活動報告をさせていただきます。
※ピアトレ・・・ピアトレーニング:同年代の仲間(Peer)同士のコミュニケーションを通じて社会性やコミュニケーション能力の向上を目的とした集団活動です。

『ターゲット行動(当日のピアトレの目標)』
<大きい子>質問をする
     テーマに沿った絵を書く
     相手の意見を聞く
     自分の意見を言う
     お店屋さんの練習
<小さい子>お店屋さんの練習

『全体のプログラム』
①歌とダンス
②工作
③お店屋さんの練習

『活動ごとの詳細』
①【歌とダンス】
○この活動のターゲット
小さい子:体を動かす・声を出す・お友達の名前を覚える
大きい子:体を動かす・声を出す・お友達とお互いに質問する

<活動の流れ>
-小さい子-
♪かえるのうた(歌詞)
今日は楽しいピアトレだ 関根先生につかまるな
ぐわっ ぐわっ ぐわっ ぐわっ あなたのお名前なんですか?

①歌詞「関根先生につかまるな」の後、大人一人の掛け声を合図に子供たちは逃げる
②大人に捕まった子供は、歌詞「あなたのお名前なんですか?」の後に名前を言う

<感想>
みんな上手に質問に答えることができていました。「かえるのうた」は子供たちみんな知っていたようで、混乱もありませんでした。

-大きい子-
質問競争(歌とダンスではなく体ほぐし)
①大人の「よーいドン!」を合図に、子供二人が正面にある箱に向かって駆け出す
②箱から紙を一枚取り出す(紙には「OOくんの好きなOOはなに?」と書いてある)
③スタート地点の後ろの椅子に座っているOOくんに質問しに行く
④解答を得た子供は、箱の横に立っている大人に答えを言いに行く
⑤ゴール地点にいる大人にタッチしてゴール。早くにゴールできた子供が勝ち

<感想>
みんな「質問競争」を楽しんでいました。
上手に質問し、また質問された子供も上手に答えることができていました。

②【工作】
○この活動のターゲット
小さい子:クリスマスカードを作る
大きい子:テーマに沿った絵を描き、みんなの前で発表する・発表しているお友達の話を聞く

<活動の流れ>
-小さい子-
①クリスマスカードの塗り絵を用意する
②自分のやりたい塗り絵を選ばせる
③大人とペアになり「O色ちょうだい」と言えるようにする
-大きい子-
①テーマに沿った絵を描く
②テーマは「お友達」「クリスマス」「夏休み」
③描いた絵を発表する

<感想>
小さい子も大きい子も上手に塗り絵、お絵かきができていました。
また大きい子は上手に発表できており、お友達の発表も一生懸命聞けていました。


③【お店屋さんの練習】
〇この活動のターゲット
小さい子:「いらっしゃいませ」「ありがとう」などのあいさつができるようにする
大きい子:上記に加え、おつりの計算も可能であれば行う

<活動の流れ>
①子供たちは駄菓子屋さん、わなげやさん、魚釣り屋さん、手作り屋さんの店員さん役を、大人のフォローを受けながらローテーションして行う
②お客さん役の大人と子供が来た際に、「いらっしゃいませ」「OO円です」「ありがとう、また来てね」を言えるようにする
③さらに大きい子はおつりの計算の練習もした

<感想>
みんなお店屋さんをする際の基本的なあいさつを上手にすることができていました。
大きい子も、おつりの計算をきちんとしていました。


『全体の感想』
どのプログラムも子供たちはみんな楽しんでいただいたので、やりがいがありました。お友達同士、また大人ともきちんとコミュニケーションをとることができていたので、楽しいピアトレになったと思います。次回のピアトレでは今回の反省点等を振り返りつつ、改善するところは改善し、維持すべきところは維持しようと思いました。

今回のピアトレの報告は以上です。

KDDS2年 井村