KDDSのブログ -16ページ目

KDDSのブログ

 慶應発達障害支援会 (KDDS:Keio Developmental Disorder Support) は、発達障害児の支援をする学生団体です。
KDDSは、応用行動分析学に基づいた療育方法を用いて発達障害児の支援を行っております。

KDDSの遠藤です。2月24日に実施したピアトレについて活動報告をさせていただきます。
※ピアトレ・・・ピアトレーニング:同年代の仲間(Peer)同士のコミュニケーションを通じて社会性やコミュニケーション能力の向上を目的とした集団活動です。

『ターゲット行動(当日のピアトレの目標)』
大きい子:質問をする
     答える
     発表する
小さい子:友達を誘う
     「いいよ」という

『全体のプログラム』
①歌とダンス
②工作
③運動
④サイコロ
⑤SST(大きい子)

『活動ごとの詳細』
①【歌とダンス】
○この活動のターゲット
大きい子:体全身を動かしほぐす
小さい子:おともだちの名前を覚える・体を大きく動かす
<活動の流れ>
小さい子:
・ピアトレの歌(お弁当の歌のリズムに合わせて)
ピアトレ ピアトレ うれしいな
今日は だあれが 来てるかな
みんなのお名前 聞いてみよう
「お名前は?」 「○○です」 「○○くん!じょうずに言えました!」

① 全員で手をつないで輪になり、ピアトレの歌を歌う。
② 歌の最後に、「お名前は?」と聞かれた子は自分の名前を答える。

<感想>
子どもたちは上手に自分の名前を答えられていました。ピアトレの歌は、学生が歌詞を覚えて歌っていたので、子供たちも戸惑うことなく参加できていました。

大きい子:
ロンドン橋の歌に合わせて学生が作った橋の下を子供たちが順にくぐり、歌が終わって学生につかまった子は、後ろの子に質問をする。

<感想>
みんな自分で質問を考えられていました。
上手に質問し、また質問された子供も上手に答えることができていました。

②【工作】
○この活動のターゲット
・質問をする(「○色持ってますか?」)
・適切な応答ができる(「ありがとう」)
<活動の流れ>
・大人から色鉛筆、クレヨンを一色ずつもらう。
・一色使い終わったら返して、他の色をもらいに行く
・大人の似顔絵を完成させる
・自分が描けたものの発表する
・サイコロに貼る

<感想>
大人の顔を観察しながら、上手に似顔絵が描けていました。
また、発表も静かに聞けていました。

③【サイコロゲーム】
〇この活動のターゲット
大きい子:質問をする
小さい子:誘う

<活動の流れ>
小さい子:
大きい長方形の紙がゴール地点に置いてある
①子どもにのりを持たせ、2列に並ばせる
②サイコロ(大人の名前が書いてある)を振って出た目の人のところへ行く
③大人のところへ行き(電車の窓と車輪を持っている)、「一緒に貼ろう」と言わせる
④大人と一緒に長方形の紙のところへ行き、所定の位置に貼らせる
⑤全員貼り終わったら「何が出来た?」と聞く。
⑥子ども「電車~」と答えておしまい。そのまま流れで運動(電車ごっこ)にバトンタッチ

<感想>
サイコロを振ることが楽しいようでよかったです。
みんな上手に誘えていました。

大きい子:
チーム対抗戦で、時間内にたくさんの人に質問できたチームの勝ち。
①自分のチーム用のさいころを振り、さいころで出た大人のところに質問しに行く
②大人に質問する(内容は自分で考える)
③大人は質問に答えたら子供にボールを渡す。
④子供は自分のチーム用の透明の袋にもらったボールを入れる(自分のチームが何人に質問できたのか視覚的にわかる)
⑤自分のペアにバトンタッチ。(①からくりかえし。)
待っている子はペアの応援。

<感想>
みんな上手に質問できていました。
また、大人の答えもしっかりと聞けていました。

④【運動】
○この活動のターゲット
大きい子:質問する
小さい子:おともだちを誘う「いっしょに行こう」「いいよ」
<活動の流れ>
大きい子:
子供が2人ペアになる。2人のうち、先に他の3人のお友達に質問し終わった人が勝ち。子供にはあらかじめ、回答者の子供3人分の名前と、それぞれの回答者への質問内容が書かれたチェックリストが渡してあり、質問したらチェックリストにお友達の回答を書き込む。チェックリストが先に埋まった人が勝ち。

<感想>
みんな、おともだちの答えをよく聞けていました。
チェックリストにもメモできていてよかったです。

小さい子:
車掌さん役が順番で回ってきます(一度に二人ずつ)。車掌さん役の子供は、色のついた帽子をかぶっています。帽子と同じ色の折り紙を首からかけているお友達に「一緒に行こう」と誘い掛け、自分の肩を持ってもらって、電車完成です。
子供は全部で四人来るのでその場で同時に二本の電車ができます。二本の電車が完成したら、どちらが早いかレースをします。

<感想>
電車ごっこが好きな子が多く、みんな楽しそうに行っていました。
上手にお友達を誘えていたと思います。


⑤【SST】(大きい子)
○この活動のターゲット
大きい子:相手はどんな気持ちか推測し、適切な行動をとる。

<活動の流れ>
大きい子:
・大人が劇をする
・それぞれの場面で相手役の大人のセリフに対して、適切な返答に値するセリフを回答させる
・セリフを各自配った紙に書いてもらう(フリークエスチョン)
・答えが出たら大人が正解を演じ、その後子ども一人一人に演じてもらう
劇の内容:
場面1:えんぴつを借りる
場面2:クレヨンを借りる
場面3:遊びに入れてもらう

<感想>
以前までの、劇をみて適切なセリフを選択するというところから少しレベルアップをして、子供たちにセリフを自由に考えてもらいました。
みんな上手にセリフを書くことができ、劇でも演じられていました。

『全体の感想』
久しぶりのピアトレでしたが、子供たちも楽しんでくれていました。
今回は、前にやった活動が次につながるというような流れを作れたので、こどもたちもやりやすかったと思います。
また、今回の反省点を次回に生かしていきたいと思います。

今回のピアトレの報告は以上です。

KDDS2年 遠藤