日本では2004年2月に公開されたイギリス映画
「ラブ・アクチュアリー」を紹介します!!

今までかなりの数の映画を観てきたと話すと、よく聞かれるのは
「その中で一番好きなのは何ですかはてなマークという難問。。
好きにも色々あるので、難しいんですが、
あえて総合1位を選ぶならこれビックリマークと言って、
いつも選ぶのがこの映画です。


そのくらい大好きな映画です。
ただ。。あまりに好きすぎると、書けないもんですね。。
全部が好きなので、短いブログで書ききる自信がありません。。

それでもやっぱり、このブログの中に残しておきたい作品なので、
頑張って挑戦してみようと思います。







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クリスマスのロンドンを舞台に、19人の男女の9通りの
ラブストーリー
を同時進行で描いた作品。


秘書に一目惚れした首相の日々。
義理の息子の片思いをサポートする父親。
親友の新妻に恋した画家の切ない想い。
言葉の通じないポルトガル人女性に恋したミステリー作家 などなど。

それぞれの恋愛模様は少しずつ交差しながら、
やがて、クリスマスの日を迎え・・・
という感じの物語。







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最初に書いたとおり、ハッキリ言ってこの映画に関しては
全てが大好きなので、ホントはそのひと言に尽きてしまいます。。
でも、その中でも一番好きなシーンの一つは、
この映画のテーマとも言うべき冒頭のナレーションです。



「世の中に嫌気がさしたらヒースロー空港の到着ゲートへ。
人は言う“現代は憎しみと欲だけ”と。そうだろうか?
ここには“愛”の光景がある。崇高な“愛”ではなく
ニュース性もない。父と子。母と子。夫と妻。恋人同士。
懐かしい友人。“9月11日”の犠牲者が、あの時かけた電話も、
“憎しみ”や“復讐”でなく“愛”のメッセージだった。
見回すと、実際のところこの世には、愛が満ちあふれている。」




このナレーションと共に映し出される、空港での人々の様子は、
あまりに普通で、見ていても何の感動もありません。
それなのに、この映画で19人の男女の物語を観てから見直すと、
同じ光景が、全く違って見えてきます。

ラストでもまた、空港での人々の様子が映し出されるんですが、
感慨深さが最初と全然違います。ナレーションにあるとおり、
何のニュース性もない平凡な愛の光景ではあるけれど、
今まで風景にしか見えなかった一人ひとりに、
大切な歴史や、その人だけのストーリーがあるのだと思えてきます。


自分の中で、群像の見え方が変わるという体験が、
とても面白くて、不思議で、感動的で、
そこが、この映画を一番好きだと言い続ける最大の理由ですグッド!
この映画を観た後に街に出たりすると、そこら中にいる
誰を見ても、こんな風に思えてくるから面白いです。






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この映画の中で特別に良いと思うところを、
もう一つ選び出すとしたら、脚本と演出です。
19人の男女の9通りのラブストーリーが同時進行すると考えると、
ものすごくややこしい事になりそうな気がしますが、
この映画が巧みだと思うのは、それぞれを絶妙に関連づけながら、
非常に分かりやすく、まとめ上げているところです
グッド!

しかも、一つ一つのエピソードがとても魅力的で、
登場人物達の内面も、感情豊かに描かれていて、
最初から最後まで引き込まれっぱなしですアップ

色々な人が出てきますが、その行動の善し悪しはさておき
人間を、“基本的に愛すべき存在”として、
とても暖かい眼差しで描いている
ところが良いですね。
そのせいか、見ていてホッとするし、癒やされますキラキラ

個人的に一番好きなのは、言葉の通じないポルトガル人女性
恋したミステリー作家のエピソード。
大勢を引き連れて告白に向かうシーンは、高揚感のある音楽や
演出が素晴らしく、何度観ても感動しますグッド!






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英国を代表する、実力派の人気俳優たちが総出演しているのも見所の一つ。
大好きな役者さんばかりなので、それだけでテンションが上がりますアップ

ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、
アラン・リックマン、キーラ・ナイトレイ
などなど。

アラン・リックマンは、ハリポタスネイプ役と比較してみると、
ギャップが面白いですよ(笑)今回はデザイン会社の社長役。
同じ人とは思えないです。。

全く語り尽くせていないですが。。
本当に素晴らしい作品なので、まだの方はぜひ試してみて下さいビックリマーク

サラリと観ることも出来るポップで軽やかな作品でありながら、
とても奥深いテーマをベースにしているところが素晴らしいところ。
何気なく映し出される空港のシーンや、そこで語られるナレーションを
どうとらえるかで、この映画の受け止め方はかなり変わると思います。

個人的には一押しの作品ですビックリマーク







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「ラブ・アクチュアリー」予告編(字幕無し)