「沈まぬ太陽」を見ました!
この映画、当初から評価が分かれており、
絶賛する人もいれば、ボロクソ言う人もいたりという感じ。
上映時間が3時間22分と長いこともあって
なかなか手が出ずにいました。

でも、最近の評価で、原作の大ファンだという人が
「よくぞあの長編小説をここまでまとめ上げた」と
大絶賛していたので、ようやく見る気になりました。




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ご存知の方も多いと思いますが、この作品は
単独機の事故として史上最悪の死者を出した
日航ジャンボ機墜落事故等がモデルになっています。
実在の複数の人物がモデルになったという世間の推測を
作者は認めていませんが、物語がリアルなので、
おそらく何らかの事実に基づいたものなんじゃないかと思います。
原作は週刊新潮で連載されていたようですが、連載中、
日本航空は航空機内での週刊新潮の取り扱いをやめ、
映画化にも強い不快感を持っていたようです。
これだけアレルギー反応を起こすって事は、
やっぱりそういう事ですよね??

作品の中では、遺族に対する国民航空社員の対応が
出てきますが、航空会社上層部の何ともひどい対応、
テレビや公式な場所では頭を下げても、社内では
遺族の事を「厄介な連中」とみなし、なるべく賠償額を
低くしようと画策したり、政府に取り入ったり、
何だか見ていて、東日本大震災後の東電を見ているようで、
怒りがこみ上げてきましたむかっ(怒り)
今の東電上層部もこんな感じなんじゃないかと思います。

映画の感想を言えば、非常に良かったです。
3時間以上の時間を感じさせない作品です。