鹿は聖獣であり、とくに鹿の角信仰は北方遊牧民の間に根強く広がっており、
日本でも四世紀以降、儀礼用の杖頭や冠などのデザインとして多用されている。

杖頭では、琴柱形石製品と呼称されている儀器があり、
冠は奈良県藤ノ木古墳などにある。

アメリカ大陸の先住民は、ユーラシア大陸の北方民族が源流といわれているが、
中米メキシコの狩猟儀礼に北方的要素があれば興味深い。