湯村Feel Rock Cafe
湯村Fork Rock Cafe、ありがとうございました。
アホほど更新が遅くなっちまうくらい最高の夜でした。
遠方の俺たちを気遣って入り時間を遅くしてくれたハコの好意を「どうしても食いたいつけ麺がある」というキチガイな理由で無視して正午には甲府入り。
そして「MIYA」と店長の「くんた」を引き連れて俺達が愛してやまないラーメン屋「縁者」にピットイン。
タイミングよく並びもせずにすぐ席につけた。
日頃の行いの良さだろう。
まぁ雨は降らせたけど。
みんなで一緒につけ麺食って幸せな気分でライブハウスへ。
途中、CONVICTIONにも新譜を届けてきた。
今回、会場は違うけど此処も俺には外せないハコだからね。
久しぶりに行ったCONVICTIONは知ってるスタッフさんが1人も居なくて時の流れを痛感。
また通わなきゃな、覚えてもらえるように。
ハコに戻るとセクシーパンサーのリハーサル中。
セクパンと初めて会ったのもこの街だったな。
一緒にツアー周った事とかはないんだけど何だかんだ付き合いの長いバンド。
今年で20周年らしいけどさ、ひとつの事を20年やり続けるってそれだけでスゲーよな。
タマイコにそれ言っても多分「気付いたら20年経ってました~」とか笑って言うんだろうな。
リハ終わりに近所の居酒屋へ。
俺は普段本番前は絶対に酒は飲まないんだけどMIYAがどうしてもってんで仕方なく。笑
あ、写真はタマイコね。
MIYAは古いタイプのヤンキーなのでこーゆー「客人をもてなす」みたいなのを大切にする男。
口も悪いし態度もデケーけど俺はこーゆー奴が男女問わず好きです。
そんなこんなでイベントスタート。
トップバッターの市原悠史に今夜は撃ち抜かれた。
市原君は数年前にこの街に越して来て知り合いもいないのに買い物帰りにふらりと寄ったライブハウスがCONVICTIONだった。
その日が偶然俺のワンマンライブの日で、俺のライブに刺激をもらってくれたみたい。
そこから個人でスタジオに入り、知らねえ街で仲間が出来て、バンドを組んで・・・と人生が変わった。
小林大輔の唄に支えられて小林大輔の唄に背中を押された。人生が変わった。
そうMCで話してくれた。
人知れずライブハウスの片隅で泣いた。
唄で世界を変えることなんて出来ないし、唄で誰かを救うことなんて出来ない。
世間じゃ暑苦しい男なんて言われてるけど何処かそんな風に思ってた。
腹が減ってる奴がいたら唄なんか唄ってないでパンの一切れでもあげればいいし、寒さに震えてる奴がいたら唄なんか唄ってないで毛布の一枚でもかけてやればいい。
そんな風に思ってた。
でもそうじゃなかった。
俺の唄じゃ一切れのパンを買う金も一枚の毛布を買う金も稼げなかったけど誰かの支えになれた。
嬉しかった。
何度跡を付けても波にさらわれて消されてた波打ち際の足跡がひとつ、はっきりと残ってたのを見つけれた夜。
責任を取ってカッコつけていこうと思った。
無理するとか見栄を張るとかそういう事じゃなくてカッコつけて生きたいって思った。
今まで頑なに書かなかったラブソングや平和を願う曲も今なら書けそうな気がする。
ありがとう。
酒も美味かったよ。沁みたね。
隣でガクハリはとんでもねえ量のカツカレーをチャレンジでもなんでもなく普通に注文してモリモリ食ってたけど沁みたね。
また必ず来るよ、甲府。
約束だ。
ヨロシク。