雅人が走っている。

 

はあ、はあ・・・

 

久しぶりに走ると気持ちいい^^:

 

ちゃりん、ちゃりん

 

自転車のベル

 

「雅人さーん」

 

「良子。どういう偶然だろう」

 

「偶然じゃないよ。私の家の前の堤防だもん」

 

 雅人は歩きだした。良子もスピードを落とした。

 

「今度、うちに来ないか、俺、料理できるんだ。ご馳走したいんだ」

 

「えー、すごい。本当にいいのおぉ?あ、なんかあるでしょう^^:」

 

「そんなことは・・・ あるかも^^;」

 

「行くよ。仲よくしたいし^^;」

 

じゃあ、今度の日曜に。地図はこれ。

 

それからふたりで長話をして時間は過ぎて行った。