ステッキを製作しているときに
よく、友人や相方さんに「そんなのわからないよ」と言われます。
ちょっとした色ムラとかラインストーンのズレとか。
確かに作った人にしかわからないようなすんごーく小さなものだったりはするんだけど……。
製作者である私が気になるものを
お客様にお渡しするわけにはいきません。
私はもともと完璧主義なほうで
正直なことを言うといままで作ったステッキで100点をあげられるものはひとつもない。
というかステッキに限らず、多分私は自分に100点をあげたことは人生で1度もないかもしれない。
でも
ステッキは、
私にとって「商品」であり「作品」。
他のことなら60点「可」でいいやって思えても
これだけは80点「良」以上じゃなきゃだめなんです。
自分で自分に「良い」と言ってあげれるものじゃなきゃ、
お客様にお渡しするなんてとてもできないんです。

うーん、なんかこう書くとすごく当たり前のことみたいなんだけど(笑)
いや、少なくとも私の中では当たり前のことなんだけど。
生みの親である私は子(ステッキ)を最大限に愛したいし
育ての親(お客様)にたくさん愛してもらえる子になってほしい。
そんなことを想いながら
今日ももりもりステッキ職人やってます

今日もこのいのちに感謝×感謝

スペシャルハッピーでいきましょう

