地方紙で取り上げられていた、主に原発関連の切り抜きから。
放射線量での体への影響
(単位ミリシーベルト/1回)
0.05 胸部X線検査
6.90 胸部CT検査
100 がんになる可能性
500 リンパ球減少
1000 吐き気
3000
~
5000 50%死亡
7000 全身に浴びると100%死亡
(年間)
2.40 自然界で浴びる量
50 原発従事者が浴びる従来の上限
【健康被害】
どの程度の被曝でがんになるか?
一度に100ミリシーベルト浴びるがんになる可能性が0.5%高まる。
200ミリシーベルト以上で健康被害。
内部被曝による症状は?
典型的な例は甲状腺がん。肺がんなどあらゆるがんになる恐れがある。
骨髄にも影響を与え白血病になる可能性がある。
外部被曝の症状は?
一度に高レベル放射線を浴びると急性症状が現れることがある。
出血や発熱、下痢や脱水症状。男性生殖機能低下や将来的には白内障の可能性も。
【ヨウ素】
放射性ヨウ素は気化しやすく口や鼻から吸入する危険性が高い。
野菜などに付着することもあるが微量なら水洗いで取り除ける。
放射性ヨウ素は甲状腺(のど仏の下)に集まり、甲状腺がんを発症する可能性が高まる。
甲状腺を安定ヨウ素剤で満たすと放射性ヨウ素は甲状腺に取り込まれない。
放射線を浴びる24時間前に飲むと90%、直前に飲むと100%排出される。
被曝後2時間後までなら事前服用と同様の効果。
8時間後で40%程度排出。
1日経過後は服用しても効果がない。
服用の目安は放射性ヨウ素による被曝が100ミリシーベルト以上になると想定されるとき。
服用で一時的に甲状腺機能が低下する副作用が起きる可能性がある。
乳幼児の服用は脳の発育を妨げる可能性がある。
【放射性ヨウ素とセシウム】
放射性ヨウ素131は8日間で半減。半年でほとんど消滅。
放射性セシウム137 の半減期は30年。放射線を出し続ける期間が長い。
ヨウ素、セシウムともに放射性物質が外部に流失した際、最も早く検出される。
放射性ヨウ素131 バセドー病の治療で使用する。
過去に2万人以上の投与例があるががんを発症した例がない。
セシウムは植物の根からはあまり吸収されない。
CT等との放射線量の比較は放射線の当たり方に違いがあるので摂取との比較にはならない。
今後さらに放出が増えなければ影響は少ない。
色々な食品が汚染されると接種量が多くなる可能性がある。
(3月20の記事)
昨日(4/13)に原発事故の評価がレベル7 に引き上げられたが、今後放出され続ける放射線を見越して引き上げたのだろうか?
日本でも放射性物質を含む雨が観測されたチェルノブイリ原発の爆発とは違う事故。
爆発的に放出されるのと、じわじわ放出されるのとどちらが良いのか悪いのかは解らないが、正確で事細かな情報開示が求められると思う。