ちょっと、前回の記事に補足。
Yに親を呼ばせる前にYの言ったことをメモに取っていました。
なぜか?
私自身が「カーーッ」となって事実に「こうだろう?」って想いを込めて記憶してもいけないから、書く事で冷静さを保つことや事実を整理し聞き逃しをなくすことが一つ。
それとこれが一番の目的だけど、罪を自覚させ反省させる為に始末書ではないが事の顛末を本人に書かせること。
それに、最悪にも親や最悪警察を呼ぶ段階になって
「言わされた」
「勝手に書かれた」
と言われ振り出しに戻ってしまうことを防ぐためや、解雇する事になっても正当な理由の証明にもなる。
(これは万引きの時にもやっている)
で、書いてもらった。
書き慣れていても困るが彼女はまったく何を書いて良いのか解らない様子だった。
ペンを持つ手が「カタカタ」震えている。
私は日付から書き、誰宛てか何をしてどうなってどう思ったか、今後どうするのか書いて最後に署名と拇印を捺しなさい、と指示する。
Yは誤字脱字はあるものの素直に書いていた。
事実で抜けているところや言葉が伝わらないところは修正させたが、なるべくYの言葉で書かせるようにした。
肝心なのは悪いことをしたなと思う【気持ち】。
書いて胸に刻んで欲しい。
彼女に言ったけど、
「私も含めルールを100%守れる人は居ない。
どこまで、って線引きを自分でしなきゃならないんだ。
特に甘い事には歯止めが効かなくなりやすい。
そんな時、誰かが止めてくれたら、振り返って反省して今後に活かさなきゃならないんだ。
今すぐには解んなくても良いけど」
私自身…
若いころはルールを破るほうだったし、線引きが出来てない事も多かった。
いや、今でもルールを守れる大人ではないかもしれない。
でも今はルールの大切さ、どこまで逸脱しても良いかの線引きが解るようになってきた。
なぜ些細な事で大人たちが怒っていたか理解できるようになったし、大人が怒る時の心の痛さも感じるようになってきた。
ちょっと補足・・
ではなくなってしまった。
そして、彼女が書き上げたものを確認し、住所氏名を記入させ母音を捺させた。
間違えだらけで拇印だらけになったけど、またそれも真実の証。
「じゃ、親を呼ぼうか」
と彼女自身に連絡させた。
私はその間に彼女が書いた紙をコピーしに行った。