なぜ全国一律のなのだろう?



人口や民力、物流などに関係なく決められている。
それがパッケージ・・と言われればそれまでだが。


都会のように人口が多ければチャンスも多いし、本社と名の付く会社や役所の本庁、有名メーカーの工場等があればなおさら定着・流動している人口も多くなる。

チェーンのTOP売上を稼ぎ出すのも大都市。
地方都市のTOPはその半分くらいの売上を稼ぐのがやっと。

こう言うと同じシステムを使っているから同率なのは当然、と大都市のオーナーは思うかも知れないが、インフラを整えてから進出する『7』と違い、中級のチェーンの地方の地区は地場の問屋や弁当工場を使うことが多い。


品質や納入する便の制限、果ては惣菜など作ると言うか請け負ってくれる業者がいない等の不利な面がある。



以前こんな事があった。

コンビニでよく目にするサラダ。
私の地区の惣菜製造会社が手掛ける事になったが2便制では採算が合わなく数ヶ月で撤退。
しばらくサラダが売場から消えた。
なんとかトラックで輸送できる距離の製造業者がみつかったが今度は輸送コストの関係で朝の1便だけに。
私の店は夜型だから全く売れる時間にマッチしなくなった。
当然、サラダの売上は半減以下に。
今もその状態は続いている。



同じロイヤリティーを支払っても都会では3便、地方都市では1便又は2便。

同じロイヤリティーを払っているのに本部推奨商品(日配)が入らない。

こんな差があっても同率。



同じサービスが提供できないなら差があってもいいのではないかと思う。





他にも個店ごとの償却期間の差。

これは都市や地方に関係ない話だが、テナントで内装だけで済む店も広大な駐車場を持ち店舗面積も35坪を超えるような店であってもロイヤリティーは同じ。

Aタイプであれば初期投資がかかろうとも、Cタイプであれば最初に本部がいくらお金をかけてくれようがくれまいが同率。


独立経営でありながら、支払うロイヤリティーで時には他の店舗の資金を出し、或いは出され経営していく。

金のかかる店を持つほうが良いとなってしまう。

10年で改装する店も10年で3回改装する店も同率。


個店ごとの設備投資に対する採算、それにあわせたロイヤリティー形態があってもいいのでは?





契約金・開店に対する準備金等開店資金も、Cタイプなら商品を買い取り700万円くらい、Aタイプなら内装費千,数百万円とかと外の設備代・・・と多額の出資をしながら、月数十万の手取りだと、まるで出資する直営社員となってしまう。

初期投資に対しての差も当然無い。

出店はまさに賭け。

当たっても外れても他人の資金を使い儲ける(と言うより儲かる)本部には痛手が少ない。

売上が本部の出店計画時の想定売上を下回ってもロイヤリティーの減額は無い。

契約時に巧く言うよね「これくらいは見込める」って。

下回っていても我慢して続けて限界がきても契約半ばなら、荒利の数か月分なんて高額な違約金を請求する。

本部は絶対に損はしない。(少し話がそれた・・)



それに本部の収益の疑問。

タスポ効果でコンビニ本部の利益が数%増加したとか。

新聞の本部からのコメントにはタバコを買う時のついで買いで飲料などが売れたとか。

実際、他店に聞くとそんなことは無い。

確かに売上は上がっているがズタズタの前年比にタバコがプラスされ総売上の前年比は超えたが各部門は前年比傾向が良くなったくらい(超えてはいない)って声が聞こえてきた。


つまりロイヤリティーを徴収する売上は増加したが、店は免許品であるタバコが売れた分荒利が低下。

本部は売上増加分のロイヤリティー収入が増えたが店は売上が増えたほども荒利が増えず収入が増えない。


本部は勝手にお上が宣伝してくれ広告宣伝費0円のタスポでロイヤリティー収入が増え、店はそのお陰で仕入れや在庫管理、月末の在庫額など管理コスト増えた割には収入が増えず。


どこの本部も謳っているが『共存共栄』はまさに名ばかり。


本部は収益が上がったと言う前に加盟店に還元してみてはいかがか?と思う。



本部に対しては他にも、加盟店には経費削減(主に人件費と廃棄ロス)を説くが君達はどうなのと言いたい。

と言うか言ってみたことがある。


指導も出来ない担当者、太鼓持ちの地区代表、売れる商品を開発できないし各地域のことも知らない商品部・・・

それにも金払っているんだよ。と。

果ては役員の給与取りすぎているんじゃないの?と。

答えは返ってこなかったが。


店の経費や収益、オーナーの生活まで本部は把握しているのに加盟店は本部の金の流れはわからない。

これではロイヤリティーが妥当なのかどうか解らないし本部の経営効率化の話なんて聞いたこと無い。






こんなところで叫んでも状況は変わらないし、私も理解して加盟した1員。

だがこのままでは加盟者は増えないし、継続も減る。


本気で『共存共栄』と理念を掲げるのなら、もう一度ロイヤリティーを考えてみてもらえたら・・と思う。