ちょっと古い記事だが、11月7日の日経に出ていた記事。



「就職また氷河期」



アメリカ発の恐慌の懸念などから最近になり急速に就職が厳しさを増しているらしい。



これを見てこの恐慌の兆しが見える前、サブプライムローン問題が起こる前に無気力アルバイトに話していたことを思い出した。



「俺達、ベビーブーム世代なんだ。

小学校なんて1クラス40人が6から8クラスあったんだよ。

その親が君達も知ってる団塊世代なんだよな。


今はね大学出たら就職あると思ってるだろうし、今のままなら就職先もあるだろうけど、団塊の世代が多いだけ高齢化は今よりもっと早く進むんだよ。

その人たちが引退した時、収入が減り物欲も衰退した世代が増えたらどうなる?

売れない=景気が良くなるわけないよな?


その不景気が当たり前の時代を生き抜くのが君達なんだよ。


その中で生き残るには努力しかないんだよ。


だから今、アルバイトの時代に努力とか抜きん出る方法を覚えなきゃいけないんだよ。


少子化で可愛がられてヌクヌクしている現状に甘えていてはいけないんだよ。


それにさ、君達の上司は団塊の子供世代の俺達なんだよ・・」




去年までは、少子化の影響かバイトに聞いた上では若い世代がもてはやされ求人数がそこそこあったみたいだが、一瞬にしてである。



アメリカ発不景気でも、国内事情の求人数低下でも、その中で求められる人材はあるのです。


だから、今はバイトと思わず上にのし上がる方法を今から身につけて欲しい・・・

そう思って話をしたが、それより早く就職難がやって来そう。



彼らには将来、うちでバイトしていたから生き残れた・・


そう思ってもらえるように仕事以外も指導出来たら良いな。




その横の記事には

「黒人の夢むしばむ貧困」

やはりオバマが大統領になろうが、夢は与えたかも知れないが急に貧困がなくなるわけではない。

黒人の失業率は白人の2倍らしい・・・


それに比べほとんどが黄色人種の日本。


生まれの要因からの就職難が無いのだから、バイト達にはハンディキャップが無いはず。

日本にいる限り、肌の色で差が無いのだから日々の生き方でいろいろ吸収し明るい未来を見出して欲しい。




それと同じ日にあった記事に


「パートなのにノルマがツライ」


25歳や30代のバイトが仕事にしがみつく為、収入を得る為、バイトなのにノルマに追われ必死に仕事をしているらしい。



なぜアルバイトに甘んじる若者が増えたか?


これにはバブルの影があると思う。


高給で休暇が多く・・と他人より良い仕事(何が?と思うが・・)をしたいって求職側の要望がバブルから変わっていないからと言うところに一因があると思う。

なかなか仕事を決められない、って若者が多いのでは?


月給15万円で賞与は出来高払い、厚生年金や社会保険は無いけど雇用保険はあるってくらいなら、うちでも正規雇用は出来る。


「より高給、より高待遇」

バブルの気持ちを求職者が捨てない限り、就職の期を逸しアルバイトになってしまうのは仕方ないと思う。





そんなことを考えマイナスな思考になるより、

アルバイトに言いたかったのは

「その状況を打破するのも君達なんだよ」

って事。




バイトを雇うのと同時に未来を造る若者を育てたい・・


カッコよ過ぎることだし出来ないことだと思うのだが本気でそう思う。