当時、エリアでNo,1売上を上げていた当時の店の売上高にライバル店長の店の売上が迫ってきた。

現在で言う『勝ち組』であったライバル店長。

理路整然と対策を訴え、実践しダメージを最小限に留めていく。



「さすが、やるなぁ・・・」


と、そのときは本当に尊敬した。


例えば、

お弁当に「汁物」がなかなか出せなかった時代に汁気の多い牛丼が発売された。

当時、この地区には吉野家が1.2店しかなかった。

そんなときに『生卵』をサービスすると言うことを提案し、実践した。

(後に衛生上、中止したが・・・)

私は店で牛丼を食べたことがなかったし、卵を入れることも知らなかった。

この地域では今ほど市民権を得ていなかった(と思う)。


他にも、

お弁当を買われたお客様にカップと味噌汁をつけたり、缶のお茶サービス、スタンプ割引・・・


陳列の工夫や、FF(店頭での加工品)重視・・・



いろいろ対策を考えた店長は凄いと素直に尊敬した。

ただ、一つ尊敬できなかったのが離婚問題と前の店のアルバイトとの恋愛沙汰。

(これはまたの機会に書こうと思う)


そんなごたごたも影響したか、じわじわ競合店出店のダメージが出てくる。



私の店は約8年くらい?の間、1店競合店を潰し競合店の影響を受けずやってこれたが、ライバル店長の店は4年くらいでライバル出現。



販促やいろいろな対策をしていたが、1年後には急激に売上を下げていく。



確か、この間の1年間くらいの間に独立採算制にしていたと思う。



独立採算になり、必至になっていたが、季節がもう1順するくらいになると諦めと言うか守りの姿勢になっていく。

その頃、私の店も新興チェーンの出店で売上減少、ライバル店長の店の商圏内にも新興チェーンが出店。

ライバル店長の店にも更にダメージを与えた。



あのライバル店長が商圏の端、遠く離れた競合店を言い訳にし始めた。

勢いと力を失いかけたと思った出来事だった。

その頃から店長会議をしなくなり、資料もない。

その辺りから疎遠になっていく。