このブログ のバイト。
私の説教長文連絡を見たとたん、
「今月いっぱいで辞めます」
で、ある。
まぁ、辞めてもらったほうがお客様の印象が良くなるからすぐに、
「あっそう。分かった」
と答えそうになったが、それじゃあ何のために雇ったか分からない。
それに店長の知るお店で掛け持ちを始めているから、半端に辞めさすわけにはいかない。
『おまえさぁ、去年高校生だった時、自分の給与を上げるため一生懸命っだったろ?
その時はなんてやる気のある子なんだ。ゆくゆくは今までのバイトより比較にならないくらいの時給になるかなと思ったけど、今の状態はなんや?
ピアスして(このとき彼ピアス取ろうとした)茶髪でズボンずり下げてダラダラ仕事して。
それが金のことを言う奴の態度か?』
最初、俺が睨みつけた時は若いいきがった奴らしく睨み返してきたが今の彼の状態を問いただしたら図星を突かれたらしく可愛らしい採用時のような眼差しに変わっていった。
『おまえ、自分でも分かってるだろ?適当にいい加減になってること。
今な、今その歳の経験が俺ら(30代)になって効いてくるのよ。
今、がむしゃらに一生懸命やらないとこの歳になってからは出来ないんだよ。
今いい加減にやってたらこの歳になって後悔するんだ。
そうなったら遅いから辞めてくおまえにも話してるんだよ』
演技かどうか分からないが小鳥のような眼差しで俺を見つめている。
手は前で結んで・・・
『金が欲しいなら、ホントに金が欲しいならルールを守って人より多く働いて初めて余計にもらえるんだよ。
高校生の時、どうだった?
お金を多く貰うため、他の奴らより抜きん出る為ケーキの予約を過去最高の数取ったじゃん。
その時、おまえの為手当のルール変えたよな?
それが人より多く給料をもらうってことだ』
当時を思い出してるような神妙な顔してる。
『おまえにはクリスマスの時から、これだけ売上を上げてくれる奴だから将来は過去最高の時給を出すことになるかも?って思ったんだよ。
期待を裏切ってくれたよな。。。
おまえさぁ、おまえの給料って誰から出てると思う?』
彼は、
「オーナーか店長?ですか?」
『馬鹿、俺は分配役だ!!おまえの給料はお客様から頂いているんだよ!!
そんな態度でお客様から頂いている、ありがとうって感じに見えると思うか?
気分よく買って頂いた結果が売上でそれが評価だ』
『おまえ、お客様にありがとうって接客になってたか?』
「なってません・・・」
『おまえは店長も知ってる飲み屋に掛け持ち始めたんだ、飲み屋は飲んでる人が楽しめてナンボ。
今以上におまえの態度が売上、おまえの時給を左右するんだ。
ここみたいにはいかないし、知ってる店だからココの奴らこんなもんかって思われないようにしろ!!
俺らに恥かかすなや!!』
「は・・・い・・・」
『月末までって言ったよな?
最後は良いとこみっせてくれや!!』
「はいっ」
高校生の頃の目に戻っていた。