すっかり出遅れて、市場に仕入れに。
月曜が祝日だって事忘れてた。
このままじゃ足りないから仕入れに行かなきゃ。
24時間年中無休でやってるとこの辺の感覚が乏しくなる。
明日、あさっての画面での発注は曜日の感覚あるのに現実の日付の感覚がない。
会社員の方々は3連休だから遊びに行く予定とか満載で、しっかりした曜日感覚あるのだろうけど。
さすがは連休前。
明日、明後日セリがないから買い急ぐ人が多いのか仲買の皆さん忙しそう。
「えーっと。レモンレモン・・・ないがな!!」
「先にオレンジ・・ってないし・・・」
M『あっ、ごめん。レモンそこにあるから』
って箱じゃん。
2Pになってないよ?
なるほどね。
俺に(袋に)詰めろと。
まあ良いか。
と詰め始める。
「おーいオレンジは?」
M『Yさん後ろから持ってきて。箱ズタズタなやつ』
って。
箱ズタズタなんですか。そんなやつ売るんですか。そうですか。
「ねぇ。これも俺にパックしろと?」
M『よくお分かりで』
「どんな仲買なんだよ!!」
M『またぁ。パックしたかったんでしょ?』
「ウン。そうそう。っておい客だぞーっ」
あーーーっ。
そうですか。お客様そこまで使いますか。分かりました。
結局、仕入れに行っても働く俺。
「桃パックないの?」
M『どこかにあったよ。Tさん桃パック持ってきて』
T『ほい」』とTさん持ってくる。
T『35ね。M君伝票書いといて』
M『伝票書いといて』
「えっ?俺?」
いよいよ伝票まで書かされる。
T「おっ。書けるじゃん。上が控えね」
いーんですかね?客に伝票まで書かせて。
安く書くよ(笑)。
うそうそ。
支払をしに事務所へ。
「もう。下でこき使われたよ。パックさせられるし」
奥さん『M君叱っておいて。もっといっぱいパックしとけば良いのにって言ってるのに』
「今、下行ってこってり叱っておきますよ!!」
こんな冗談みたいな会話が出来るようになると思ってませんでしたよ。
十数年前は。
師匠の代わりに果物を取りに行くことになってから、市場という所に出入りするようになりましたが、この仲買も去年亡くなった先代と今の社長にも良くしてもらっているし。
いつのまにか今日みたいな冗談話も通じるようになってるし。
縁って不思議なものだし、大事にしないと。
縁は信頼にも結びつくし。
今日はもう一つの仕入先も忙しく、勝手にコーヒー入れて飲んで待つ。
ここの社長と奥さんは俺の親と同年代で息子のように可愛がってくれる。
ここでも伝票を探す仕事をさせられる。
こうやって縁や信頼は生まれ、人は育てられていくのだろう。
たぶん。。。
しかし
みんな忙しすぎですよ。
もっとのんびり生きたいですね。