労働の時間的対価 111121

労働の時間的対価　111121
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■労働の時間的対価■

労働の時間的対価を考えてみた。

週に40時間働くとして、月間では160時間。

月15万円稼いでいるフリーターなら時給換算937.5円
になる。

現在の労働法に定められた時間から考えると、頑張って
も月15万円程にしかならないわけだ。

これが正社員になると初任給でも20万円近くになるから
時給換算にすると1250円に跳ね上がる。

アルバイトはベテランになっても、いつまでも時給1000円
もいかない。

しかし、就職して正社員になれば昇給が見込まれ、月給30
万円なら時給1875円、50万円なら3125円、80万円なら5000
円とどんどん格差が開いていく。

無論、ボーナスなどを考慮すればもっと差が開く。

労働には様々なスタイルがあり、人によっては、パートタイム
などのように隙間の時間をうまく使ってお金を稼ぎたい場合
もあるだろうから、派遣法を含めて現行の制度が全くだめと
いうことではないだろう。

しかし、能力のある人間が能力にみあった賃金を稼ぐことが
できないのは、やはり問題があろう。
　
アルバイトから正社員へというスタイルは、採る方も安心で
あろうから、昔から普通に用いれられている。

企業もばかじゃないから能力のある人間をみすみす放ってお
くわけがない。

なのに、こうした格差問題が起こるのは制度にあるわけで
はなく、就労の機会そのものが減っているからだ。

誰かさんが一に雇用、二にも雇用とかなんとか言っていたが
変わらないどころか、悪化すら感じる現状を打開するには、
新たな成長戦略による景気上昇しかないと思うのだが、現状
打開策を規制にあまりにも囚われすぎていないだろうか。

金田一

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