今年は寒さが行ったり来たり・・
紅葉を楽しむ時期が長いようですね
いよいよ師走というのに
街中には、こんなに素敵な秋の彩り
福岡県立美術館で
月末まで開催中の「大原美術館~名画に恋して」へ
行ってきました
色彩検定のテキストでは
必ず出てくる新印象派と呼ばれる画家スーラやシニャック
彼らの本物の点描画を間近で見ることができました
19世紀の画家さんたちは
自然のものから色を作りだす(虫や草花から)作業から
チューブ入りの絵の具という歴史的大転換を迎え
より色鮮やかで明るい絵を描くことが出来るようになりました
印象派とよばれる時代です
しかし絵の具を混ぜ合わせて別の色を作ろうとすると
もとの色より鮮やかさが落ちたり暗くなったりします
(色彩用語で減法混色といいます)
点描画とは『もっと彩りを!もっと光を!』
そんな気持ちの中で新印象派の画家たちによって生みだされた技法で
小さな色点を並べることで目の中で色が混ざり
絵の具を混ぜなくても明るさと鮮やかさを保ったまま色が出来るのです
鮮やかさと明るさを表現出来ることで
絵画の中に「光」を取り込むことに成功したのです
・・・そんな絵画の歴史にも触れることが出来る美術展でした
そして最後には「あなたはどの絵画に恋しましたか?」
と絵画のコピーが貼られたガラス瓶に
好きなビーズを投票するコーナーもありました
個人的には「モナリザの微笑み」のコピーに
口髭とあごひげを鉛筆で書いている作品?が
ある意味、衝撃的でしたね
須崎公園を抜けて
美術館へと向かう道・・・!?
ショートカットで道はしっかり出来ていますが
本当は道ではないのですよ
手摺を越えて行く際に
お洋服で擦れるのでしょうね
道の上だけ手摺が磨かれたようにキレイです
あら手摺の下に
ちっさなたんぽぽを見つけました
miki