ジュエリーはもちろん、ラメ入りのネイルや
キラキラのチャーム、
そしてイルミネーションまで、
いつの時代も人は“キラキラなもの”が大好き!
「輝くものを身につけると特別な気分になれる」
「キラキラしたものは魅力を引き出してくれる」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
その理由を探っていくと、
意外と深〜い訳があるのかも!?
そこで今回は、
人がキラキラなものに惹かれてしまう理由を
紐解いていきましょう。
赤ちゃんもキラキラが好き!
お子さんをお持ちの方なら、
子供は光るものが大好きなことは
よくご存知のはず。
小さな赤ちゃんですらキラキラと輝くものには
強い興味を示し、
幼稚園では金色や銀色の折り紙は
取り合いになる程です。
中央大学と日本大学が共同で行った研究(*1)では、
生後7-8ヶ月の赤ちゃんも「金色」を
認識することができ、
さらに「金色」を好むこともわかりました。
キラキラなものが好きと言うのは、
もともと人に備わった特徴なのかもしれませんね。
キラキラ好きは人間の本能?
アメリカのビジネスマガジン
「Fast Company」(*2)は、参加者を
- 「水なしでクラッカーをたくさん食べる」
- 「水を飲みながらクラッカーを食べる」
- 「何も食べない、飲まない」
の3つのグループに分け、
その後8枚の写真を見せる実験を行いました。
半分は光沢のある紙、
半分はツヤのないマットな紙です。
結果は…
すべてのグループで
光沢のある紙が好まれましたが、
「水なしでクラッカーを食べた」
グループは、
光沢のある紙を
「特に魅力的である」
と評価したのだとか。
人は喉が乾けば乾くほど、
ツヤのあるものを求めるようです。
“水”は生命にとって欠かせないもの。
水面が太陽の光を受けて
キラキラと輝いている様子は、
人間の本能に強烈に
働きかけるのかもしれませんね。
実は男性もキラキラ好き?
「キラキラなものが好き=女性」
というイメージが強いですが、
実はキラキラするものが好きなのは
女性だけではありません。
歴史を遡ってみれば、
ツタンカーメンの黄金マスクや
宝石が散りばめられた王冠など、
男性もキラキラしたものを
権威や富の象徴として愛してきました。
現代でも1000万近くするような
男性用の時計には、
眩いばかりのダイヤモンドが
散りばめられていますね。
「女性はキラキラなものが好き」
というイメージは、
映画やテレビなどの
ポップカルチャーによって
近年作られたものとも言えるでしょう。
男性と女性の見え方にも秘密が…
人間の網膜には
- 物の色や質感に反応する“P細胞”
- 光に反応する“M細胞”
が存在します。
それぞれの数を比べてみると、
女性には“P細胞”
男性には“M細胞”
が多いのだとか。
つまり、
実は男性の方が
“光るもの”
に目を惹かれやすいのです。
アクセサリーの歴史は古く、
古代エジプトの時代の人々は
すでにネックレスやブレスレットを
つけていたと言われています。
キラキラしたものを身に纏うことで、
女性は魅力的に見えると
本能的にわかっていたのかもしれませんね。
人間の本能や体のしくみにも関わっている
“キラキラ好き”
その理由が、
無意識の中にあるからこそ
「思わずテンションが上がってしまう!」
なんてこともあるのかもしれませんね。
*1=参照先:
https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/2013/06/437/
*2=参照先:
https://www.fastcompany.com/3024766/an-evolutionary-theory-for-why-you-love-glossy-things