彼の浮気
それは
彼にとって 私は醜い人間なのか
それとも
私にないものを 誰かに求めている 探している
と思っていた
そして それ以上に
不倫の前も後も
私から 彼から 離れようとしない
あすかの心理が 判らなかった
知りたかった――――
「私だけ、私一人だけが 傷ついている・・・・・・」
これが あすかなんだ――――
呆れてしまった 幼稚すぎる
あすかは
少しだけ お金を持っている男に 女に 近づいて
フェロモンを振りまき 食する
あすかの不倫は 愛情云々ではない
お金とセックス それだけ・・・・
人から与えてもらえるもの
お金とセックスが なくなったから
傷ついている 苦しんでいる
あすかは 悲劇のヒロインに なりきっている
愛に 傷ついた女を 演じている
私は 今まで 憎しみという感情を
表に出すことはなかった
常に 心の奥底に 必死になって封じ込めていた
もう、いや! ばかばかしい
私は あすかに向かって
「もう、終わってしまった事?
もう、誰も何も 言わない?
傷ついてのは あなただけ?
そう・・・・・・・・・・・・・
あなたは 傷ついてなんかいない!
あなたは 楽しい事が終わっただけ!
それだけよ!
私や K氏の奥様は 傷ついていない?
あなたのご主人は?
ご主人は
もう、終わった事だから いいよ~って
言ってくれるのね~
許してくれるのね~
じゃぁ、私が この一年間背負ってきたものを
今度は ご主人に お渡しないといけない
私には もう重すぎるもの・・・」
あすかの目が 恐ろしくなっていた
私は すぐさま その場を去った