西武バスでは2月下旬より「大型車両としては初の自動運転実証実験」を

 

飯能駅南口~美杉台ニュータウンの区間において実施しております

 

今回乗車する機会がありましたので

 

簡単に個人的な感想をつらつらと書いていきたいと思います

 

まず「自動運転」とは言えすべて自動で行うわけではありません。

 

(今回は「レベル2」といい、部分的な自動運転)

 

飯能駅南口ロータリー、美杉台入口交差点、飯能営出入庫などは

 

同乗している乗務員が手動にて運転をしておりました。

 

また、一部のバス停では位置合わせや発進の際にハンドルで補助をしていた様子

 

走行に関しては、ゆっくりとは言え体感としては思ったほど遅くもなかった印象ですが

 

手動運転バスに比べるとやはり速度差があるなと実感しました。

 

また停車時の衝動が激しいとも感じました。

 

手動運転バスだと「ブレーキを抜く」という動作をほとんどの乗務員は行いますが

 

自動運転では再現が難しいのかと思われます。

 

バス停停車に関しては、寄せに関してはほぼほぼ完ぺきでしたが

 

下り勾配途中のバス停において左に寄りすぎ、警告音ののち乗務員による修正も

 

下り勾配に関しては、加速しつつカーブを曲がったためなのか

 

途中で警告音と乗務員による修正が入る場面も見られました。

 

また上り勾配途中のバス停だと、使用車両のHLの持病でもあるのですが

 

停車間際にずり下がるということも起こっておりました。

 

低速からの停車衝動は車内事故の原因にもなるので気になったところです。

 

ここまでダメ出しばかりしておりますが

 

過去の乗車した自動運転と比べるとスムーズな走行に関しては格段に上だと感じました。

 

さすがに一般路線での自動運転は時期尚早かもしれませんが

 

私有地内を走行する周回バスなどには全然使えるレベルなのでは?とも思って見たり。

 

それでも完全無人というのは様々なリスクを考えるとやっぱり難しいのかと思います。

 

万が一の故障・事故などの対応を乗客を乗せた上で無人だとどうするのか

 

今回は保険会社も実験に参加してるのでその辺も調査してるのでしょうか。

 

なお、車内の撮影・録画は禁止されていたので残念ながらありません。

 

ちなみに自動運転装置として運転席にタッチパネルが設けられており

 

発進許可を出すと自動運転が開始されるようでした。

 

タッチパネルがあると手元に意識がいくのでは?と思いましたが

 

左足付近にもボタンが設置されていたので目視で安全を確認ののち

 

足踏みボタンで発進許可を出すのかな?と推察しています。

 

長々とまとまらない文章を書いてみましたがなかなかいい経験ができました。

 

他にも先進技術を体験できることがあれば是非試してみたいと思います。

 

実験車両の西武バスA9-71

 

今回の実験では事前のweb予約が必要だった。

 

平日の昼間ではあるが満席の状態だった

21.2.10に撮影した運行訓練の様子。この交差点は安全のため手動運転を実施していた。