愛人1号 はじまり 第一話 | 愛人作ってモラハラして独身貴族な夫との日々

愛人作ってモラハラして独身貴族な夫との日々

愛人作ってモラハラして独身貴族な夫。

何も知らない周りからみたら、
私は結構羨ましい人。

でも、夫の前では自分を殺す。

それが私の生きるすべ。

愛人1号

主人の帰りが遅い
というより毎朝定時に朝5時30に帰ってくる。

飲んでた、マッサージで寝てた、漫画喫茶で寝てた、飲み屋で寝てしまった、会社で仕事していた。

そんな言い訳、信じてた、ずっと。

でもある日ひょんな事から見てしまった、
主人の携帯を。

今思えば、あれが地獄への第一歩。

携帯に登録されている私の名前、私の旧姓のまま。
結婚して3年も経つのに。
しかも名字でさんづけ。
◯◯さん
なんだか口の中が苦くなった。
私、他人、扱い?

私は知らないうちに
出口のない暗い旅路の一歩を踏み出していた。