長女が、来年の春に大学受験します。
合格すれば、親元を離れて一人暮らし。
私もン10年前には、一人で下宿暮らしをしていました。
そこで、先輩として、いろいろと昔の思い出を話しています。
親元を離れて一人暮らしするというのは、いろんなことがあるもの。
勧誘員からの攻撃も、同居していれば親が門前払いしてくれますが、一人暮らしでは自分で撃退しなければなりません。
下宿していた頃にあった勧誘で今でも覚えているのが、外人さん二人連れの宗教関係の勧誘。
当時はウブだったので、なかなか断れませんでした。
玄関で立ち話していたのですが、ふと気がつくと外人二人と私は自室のコタツに入り、世間話をしていました。
外人さん達は、「アッタカイネー」とコタツをえらく気に入ったモヨウでした。
そして、しつこく宗教の勧誘。
なかなか断れないけれども承諾もしない私に、「マイニチ、神ニ話シカケナサイ。ソウスレバ、アナタハ神ガ見エルヨウニナルデショウ」と宿題を出して、去って行きました。
私は、全く信じてはいませんでしたが、当時はウブだったのでその約束をきちんと守りました。
そしてその一ヶ月後、二人はまた来て、約束を守ったかどうか聞いてきました。
私は、毎日話しかけてはみたものの、神は見えるようにならなかったと答えました。
すると、外人は「オー、ワタシニハ(なぜ神が見えないのか)ワカラナーイ!」と大げさに嘆いて去って行きました。
今となっては懐かしい思い出。
ですが、望むらくは、長女にはこんな風にダラダラと付き合わずに、あっさりとNoと言える日本人になって欲しいです。