我が家の次女は、中学の部活で吹奏楽部に入っています。
今度、老人ホームで慰安の演奏をする予定です。
それで思い出したのですが、以前長女も吹奏楽部で慰安演奏をしていた時、とても若々しいおばあさんがいらしたそうです。
そのときは、演歌とか色々演奏したのですが、曲目の中で聞いたこともないアイドル歌手の曲を演奏したそうです。
私でも知らないような曲で、老人ホームの入居者が知るはずもない
・・・と思いきや、メロディを口ずさんでいるおばあさんがいたそうです。
そして、そのおばあさんはとても元気で楽しそうだったと。
その曲は、そのおばあさんにとっては、心地よい刺激であったのでしょうね。
一方で、他の多くの方にとってはうるさいだけのストレスにもなりかねません。
ストレスは刺激と言い換えても構わないでしょう。
ストレスには、よいものもあれば、悪いものもあります。
悪いストレスは、持続的な精神的な緊張を持つものとか、解決できない不安や葛藤、生活苦や将来の不安など。
これらの一つ一つは大きくなくても、慢性的に続くとだんだん重大になってきます。
これは、脳の刺激を伝える伝達器官(シナプス)の特徴によります。
刺激を与え続けることにより、シナプスがだんだん大きくなり、より多くの情報が伝わるようになります。
それとともに、わずかな情報でも伝達できるようになります。
従って、些細なことでも、よりストレスを感じるようになっていきます。
これに対して、よいストレスは、普段使わないような脳の部分を使うもの。
いろんな脳の細胞を刺激して、機能低下を防ぐことができます。
そのストレスが終わった後の充実感や達成感、満足感をもたらすようなものであればさらにベスト。
上述の吹奏楽のうるさい音も、楽しんで聞けば、よいストレスとなり得ます。
あるいは、会話をしたり歩いたりするのは、いろんな神経を使ってよいストレスとなります。
もっと大きなことでは、年を取っても仕事を続けるとか、新しく趣味を始める。
日常、ほんの少しずつ、体や神経にストレをかけて若さを失わないでいきたいものです。