もうすぐ12月です。
農家の方は、収穫や籾摺等、色々と忙しかったのが一息ついたかもしれませんね。
農繁期は、パートさんを雇ったり家族の助けを借りていたかも。
そうした時には、ついつい「あれしろ、これしろ」と、こと細かく指図しているのではないでしょうか?
そう尋ねると、
「ちょっと目を話すとすぐサボるから」とか、
「やり方が危なっかしくて頼りない、見ていられない」とか、そんな声が聞こえてくるようです。
忙しくて焦っている場合などは、そんな風な接し方も、仕方ないでしょうね。
ですが、コーチング的にはそういうやり方でなく、相手に選択の自由を与えるのを基本とします。
「あ~しろ、こ~しろ」ではなく、「どうするのがいい?どんな風にしようと思う?」という感じ。
基本的には、相手の能力を信じて任せる方向で働きかけます。
もちろん、相手が誤った方向に進もうとすることもあるでしょう。
その時も、あからさまに否定しません。
ダメージのない範囲でやらせてみたり、「こういう時はどうする?」と問題点を意識させてみたりして、相手に誤りを気づいてもらいます。
このように接する一番の目的は、相手に責任感を持ってもらうこと。
そうすると、当事者意識が高まって「自分がやらねば」と自発的モチベーションを持つようになります。
相手にとっても、自尊心が高まって自信にもなります。
それに、相手の考えをキチンと聞くことにより、自分の考えつかなかったよりよい方法が得られるかもしれません。
このように、時々は自分のコミュニケーションのしかたを振り返るとともに、こういった考えを取り入れてみるのもいいかもしれませんね。