我が家の畑の隣は空き地を挟んで農業用水路になっています。

 空き地は元は田んぼでしたが、今は使っていません。

 雨などが降ると、この空き地から用水路に土が流亡し、穴があいてしまいます。

 ずっと、どうしたものかと思っていたら、去年の冬に突然、市から治水工事をするという通知が来ました。

 用水路の幅を狭くして、空き地との間に遊歩道を作る計画のようです。

 工事は昨年末から始めて、今は用水路の水をせき止めて、コンクリートで周りを覆っているところです。

 この工事、我が家にとってはいいことだらけです。

 用水路への土壌流出が防がれるし、コンクリート壁になるのでヌートリアも巣を作りにくくなり、被害も減ることでしょう。

 ただ、コンクリートの壁では、水草も生えにくく、魚も産卵できにくくなると思われます。

 私も勝手なもので、自分がもっとも利益を享受する側でありながら、用水路回りの環境が大きく変わってしまうのが、すこし寂しい気もします。

 せめて魚巣ブロックにすればいいのに。