そして信号待ちで停車し、信号が青に変わって発信しようとした時にエンジンが停止しました。

 慌ててキーをまわしましたが、何度やってもかかりません。

(後でディーラーに見てもらったら、ガソリンをエンジンルームに噴射する装置が動かなくなっていたそうです。)

 私が車の中で悪戦苦闘している間、よその車がビュンビュンと横を通り抜けていきます。

 中途半端に車通りが多い場所です。

 もしも車の往来が激しかったら、渋滞になるのでかえって安全かもしれません。

 閑散とした道路だったら、私の車が止まっていても遠くからすぐに気付くので、やはり大丈夫でしょう。

 が、残念ながらそのどちらでもありません。

 多くの車が高速で走ってきて、直前で前の車が車線変更したとき、私の車に気がつきます。

 そして、自分の車も急ブレーキをかけてぶつかりそうになりながら走り抜けていきます。

 その間、私のほうはヒヤヒヤしながらJAFに連絡。

 しかし、レッカー車が到着するまで時間がかかるということで、その間待っていなければなりませんでした。

 そこで、危ないので警察にまで連絡し、交通整理をしてもらいました。

 (お巡りさん、お世話になりました。この場でお礼を申し上げます。)

 レッカー車が来るまで、車の外で待っていましたが、寒さとヒヤヒヤで寿命が何年も縮まった気がしました。

 衝撃的で、悲しい出来事でした。

教訓:道具はいずれ壊れるものと考えて、早めに交換しましょう。
 交換できないのであれば、壊れたときの心の準備をしておきましょう。