●子宮筋腫や卵子の老化は、猛暑の影響をうけるの?
連日の猛暑、冷房が好きではない私もさすがに冷房を付けっ放しです。
昨日銀座で、レッグウォーマーを買いました。
足首を冷やすと 足から心臓に戻る血流が悪くなりますね。
その結果冷え性が進み、卵子年齢にも関係してきますよ。
30代のM子さんから、こんな質問をいただきました。
枠内の記事本文 連日の猛暑で、体もバテ気味です。
猛暑が続くと、ホルモンバランスにも影響があるのでしょうか?
M子さん
毎日暑いですね。
猛暑が続くと、まず卵子年齢に影響が出ます。
卵子年齢は実年プラス1とも言われますね。
でも、実は必ずしも実年齢プラス1と一緒ではないのですよ。
卵子年齢が実年齢令より若い人はいないのですが、
日本では、実年齢よりずっと卵子年齢が古い人が増えています。
実はこの猛暑も卵子年齢を引き挙げている つまり卵子を老化させているのですね。
"卵子年齢とか、卵子の老化って、妊娠を希望する人以外には関係がないのでは?"
と思う人も多いでしょうね。
ところがそうではないのです。
卵子が老化すると、キチンと排卵する生理が起きにくくなります。
その結果ホルモンバランスが崩れて、子宮筋腫や子宮内膜症、生理痛、乳がんなどが起きやすくなるのです。
◆猛暑がどうして、卵子の老化につながるの?
猛暑と卵子の老化には、たくさんの理由があります。
その中でも、大きい原因になるいくつかのことについて書いてみましょう。
・紫外線の影響
・栄養不足や栄養の偏り
・冷房の影響で冷え性
・睡眠不足
・冷たい食べ物の食べ過ぎによる胃腸の機能低下
◆卵子の老化には紫外線の影響も
夏は時に紫外線が強いので、日焼け止めクリームを塗ったり、日傘や長袖を着たりして、お肌の日焼け対策をしますね。
でも、紫外線は、肌だけに影響があるのではありませんよ。
紫外線によって、体中の皮膚や細胞で活性酸素が発生します。
活性酸素は、細胞内でエネルギーを産生する時にも発生しています。
ですから、私たちの体には、抗酸化酵素や抗酸化物質が備わっていて、その害を消去してくれています。
こうした活性酸素の攻撃から身を守るため、私たちの体には“抗酸化力”が備わっています。
その中心が、活性酸素から酸素を奪い取って攻撃力をなくす「抗酸化酵素」です。
さらに、この抗酸化酵素の働きを助けているのが、食事などから摂り入れる「抗酸化成分」です。
体内で活性酸素が発生しても、こうした抗酸化システムがいつもしっかりとしていれば、体の酸化を防ぐことができます。
つまり、細胞の酸化と抗酸化力のバランスがとれていれば、健康な体を維持することができるのです。
ところが残念なことに、年齢と共に、また食事や生活習慣などで、抗酸化力が低下していきます。
そこへ、紫外線の攻撃に活性酸素が必要以上に増えてしまうと、体にある抗酸化酵素や抗酸化物質では、活性酸素が除去できなくなってしまいます。
そうして、紫外線による大量の活性酸素は、体中の細胞膜や、大切なDNAを酸化させます。
もちろん卵巣や卵子も酸化して、質も大きく低下し、老化が進んでしまします。
ですから紫外線の多いこの時期には、特に食事から抗酸化成分を補い、抗酸化力を高めることが大切なのです。
◆卵子の老化と栄養不足
ところが、こんなに猛暑が続くと、食事の支度が面倒になりますね。
ですから、買ってきたもので済ませたり、食事の品数も減りがちになります。
また冷たい物の食べすぎ、飲み過ぎも起きやすくなります。
ですから、消化力も落ちるし、栄養素不足も進みます。
これではとても、紫外線から細胞を守るための抗酸化力どころではありませんね。
カロリーは摂れているのに、栄養素不足は一層進みます。
ご存じの様に、卵子の数を増やすことはできませんね。
私たちにできるのは、卵子の元の細胞を質のよい卵子に育てることです。
それには、絶対に必要な栄養素があります。
それらの栄養素のどれか一つでも不足すると、卵の発育が阻害されてしまいます。
卵の生育に不可欠な栄養素とは、たんぱく質、糖質、脂質、そして、ビタミンとミネラル、酵素です。
そして、抗酸化のためにはファイトケミカルスが必要です。
ですから、猛暑で食事からきちんと必要な量の栄養素が摂れないと、卵巣や卵子の老化が一層早くなってしまいます。
また、意外に思うかもしれませんが汗を書くとミネラルが汗と一緒に流れ出ます。
汗をなめるとしょっぱいですね。
では、汗の成分はどのようなものなのでしょうか?
汗の成分の99%以上が水です。このため汗はただの水分だと思いがちですね。
、
ところが、その他にも、様々なミネラルが含まれています。
汗に含まれるおもなミネラルは
・ナトリウム
・カリウム
・マグネシウム
・カルシウム
・鉄
などです。
この中で1番多く含まれているものが、ナトリウムです。
汗がしょっぱいの、このナトリウムの味なのです。
微量とはいえ、ミネラルは汗と共に知らず知らずのうちに失われています。
これが夏バテの原因の一つでもあります。
慢性的なミネラル不足が「夏バテ」の原因の一つです。
マグネシウム不足の例として、
あなたは日中、暑いかんかん照りの中で活動したら、夜中に足がつったということがありませんか?
これは、マグネシウムやビタミンB群などの不足で起きます。
ミネラルは体で造るすることはできません。
ですから、猛暑の夏は特に、しっかりとミネラルを補給する必要があります。
マグネシウムやビタミンB群が不足すると、エネルギー生産が低下して、卵子の老化も進みます。
汗からも鉄は失われます。
食欲が落ち、汗をかく夏場は「貧血」に注意!夏バテだと思っていたら、実は貧血だった、なんてことも・・・
激しい運動をすると大量の汗とともに鉄も失われるので、不足に拍車がかかります。
貧血があると、卵子の成長や正常な排卵に、悪影響が出ます。
そのためにホルモンバランスが崩れて、子宮筋腫が大きくなったり、生理の大出血が起きたりします。
月経の影響もあり、男性より鉄分が不足しがちになります。
特に女性は、猛暑の時期には栄養素不足にならないように注意することが大切ですね。
◆卵子の老化や子宮筋腫にも、冷たいスイーツの食べ過ぎは、
暑いとアイスやジュース、冷たいスイーツ、かき氷、ビールなど冷たい物が欲しくなりますね。
でも、つい食べてしまうこれらの食べものは、胃腸に想像以上に負担になっていますよ。
胃腸に負担がかかると消化吸収力の低下、下痢や腹痛、食欲不振などにつながります。
そして、体力が低下して夏バテが起きて、ホルモンバランスにも影響が出ますね。
これには、砂糖にも大きく関係しています。
アイスやジュース、冷たいスイーツ、かき氷などには、砂糖が大量に使われていますね。
砂糖がホルモンバランスにどんな風に影響しているのでしょうか?
その一つ、ビタミンB6との関係をお話しましょう。
砂糖を含むものを食べると、砂糖の代謝だけのためにビタミンB6が無駄に消費されてしまいます。
その結果、ビタミンB6が不足すると、貧血やPMS、生理痛、生理の大出血などが起きやすくなります。
特にピルを使っている人や飲酒の多い人は、一層ビタミンB6が不足しますから、注意してくださいね。
胃腸の機能が低下すると、体全体の細胞に必要な栄養素がいきわたらなくなってホルモンバランスも崩れます。卵子の老化が進み、子宮筋腫や筋腫は不妊なども一層起きやすくなります。
◆卵子の老化や子宮筋腫は、冷房からくる冷えからも
冷房からくる冷えも、卵子の老化につながりますね。
おなかから腰回り(骨盤内)の血流を良くすることは、元気な卵子を育てるためにとても大切ですよ。
骨盤内の流血量が多いほど、発育する卵子の数も多く、正常に排卵します。
反対に、正常に排卵していない生理が、ホルモンバランスが崩れる原因です。
冷房の中で1日中過ごす生活や、冷たい物の飲みすぎや、食べすぎなどは体を冷やして、おなかから腰回り(骨盤内)の血流を悪くします。
また、卵巣や子宮への流血量は、35歳前後から急激に減ってきます。
これらのことが重なって、卵子の質が劣化して正常に排卵しないためにホルモンバランスが崩れて、子宮筋腫などが起きやすくなりますよ。
◆卵子の老化は睡眠不足でも起きる
猛暑が続くと寝苦しいですね。
睡眠の主な目的は、体の「休息」と細胞の「修復」です。
ところが、夜更かしをしたり、睡眠が不足したりして生活のリズムが崩れると、発育途中の卵子を守ったり、細胞の損傷を修復することに支障が出てしまいます。
卵胞液中の睡眠ホルモン「メラトニン」の量が、正常な値からはずれると、発育する卵胞の数や質が低下することが確かめられています。
つまり睡眠が不足したり、生活のリズムが崩れたりすると、睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌量が減ってしまいます。
その結果、卵子の老化が進んで行きます。
子宮筋腫などは、卵子が老化して正常に排卵しないために起きたホルモンバランスの崩れが原因です。
“早寝早起き、そして、規則正しい生活リズム”は、現代の生活では難しいという人も居ますね。
でもね、
“早寝早起き、そして、規則正しい生活リズム”は、子宮筋腫を改善したり予防したりする料金無料、体にも優しい方法です。
また、メラトニンはセロトニンという神経伝達物質はからできています。
ですから、セロトニンかを増やせればメラトニンも増やせるのです。
メラトニンが夜間に分泌されるのに対し、セロトニンが分泌されるのは日中です。
とくに太陽の光を浴びることにより、セロトニンの分泌は促進されます。
しかし、いくら日中に太陽を浴びても、それだけではセロトニンの量を増やすことはできません。
それにはセロトニンの材料が必要です。
メラトニンの材料がセロトニンだったように、セロトニンにも材料になる物質があります。
それが必須アミノ酸のトリプトファンです。
トリプトファンは、主に食品のタンパク質に含まれています。
トリプトファンは体内に入って脳に運ばれたあと、セロトニンに変化します。
そして、夜になるとセロトニンは「睡眠ホルモン」であるメラトニンに変わり、眠りをサポートします。
トリプトファンを十分に摂るには
?物性タンパク質(肉類、魚介類)をきちんと食べる
?炭水化物(米、パン)を抜かない
?間食にナッツ類を食べることもお勧めです。
穀物は基本的には炭水化物ですが、意外にもトリプトファンが豊富に含まれています。
また、トリプトファンは炭水化物と一緒に摂ると脳内に届きやすくなります。脳内に到達しないと、セロトニンには変化しません。
ですからダイエットで糖質制限などをしすぎると、メラトニンが不足して、卵子の老化が進みますよ。
つまり、睡眠ホルモンの「メラトニン」を十分に分泌して卵子を酸化から守るには、
早寝早起きや、偏りのない食事がとても大切なのですね。
◆ホルモンバランスの知識は、力
ところで、この夏の猛暑は世界的な傾向のようですね。
今後、地球全体が一層暑くなっていくということが予想されています。
とすると、卵子の老化や子宮筋腫、子宮内膜症、不妊などで悩む人がもつと増えてくることが考えられます。
これはとても大変な問題です。
女性の健康は、ホルモンバランスがベースです。
またホルモンバランスが崩れると、男女を問わず子供や孫にも様々な悪い影響が起きてきます。
猛暑だけではありません。
今の日本では、ホルモンがランスを崩す原因がどんどん増えています。
私たち女性自身のため、子どもや孫達のために、今、私たちは何ができるのでしょうか?
それは生理やホルモンバランスについて 正しい知識を持つことです。
知識があれば、自分のホルモンバランスを整えることができます。
また、子供や孫たちのホルモンバランスを守ることもできるのです。
暑い夏がまだ続きそうですが、卵子の老化も考えてあまり気を緩め過ぎずにお過ごしくださいね。