受刑生活の前に拘置所での生活を書こうと思います
私が生活していた拘置所は岡山刑務所内にある拘置区でした。
岡山刑務所はLA(初犯ロング)の施設で無期懲役の人が大量にいる所です
岡山刑務所の建物はビックリするぐらい古く、トイレも和式トイレに木の枠を付けてオリジナル洋式トイレになっていました。
これが経験した人でないと分からない不思議なトイレで、座る方向に悩みます、、、。
また未決の時は、午前と午後にお湯が貰えて午前はコーヒー等を購入しておけば飲む事ができます。午後はコーヒー等プラスカップ麺にお湯を入れて貰えます。
基本、平日は起床から余暇時間まで(夏季は18時、冬季は17時)寝転ぶ事が出来ず、ずっと座っていないといけません。
昼食後は午睡時間と言って13時までは昼寝できます。
未決区の建物は3階建の建物が2棟あります。1階に大体、独居(単独部屋)が30部屋程度あり基本1人での生活になります。
雑居(集団部屋)は岡山に2部屋しかなく、最近は誰もが独居になり刑務官に気にいられ、問題を起こしそうにないと判断されれば雑居へ移動させてもらう事が出来ます。
私も最初は雑居でしたが、途中から雑居に移動になり少なからず人と喋る事が出来るようになって1日1日が進むのが早くなった気がします。
また雑居では本当は駄目ですが、本を貸し回しが出来るので読む本も増えて嬉しかったです
岡山刑務所の風呂は個別で入る風呂と集団で入る風呂があり、集団風呂に行ける人は1階フロアで8人程度で個別風呂はビックリするぐらい、汚いです。
垢が浮きまくりで、入れたもんではありません
集団風呂は新しくなったばかりで、とても綺麗で最初の感想は銭湯に来た気分になる程のものでした。
岡山刑務所の拘置区は身の周りの世話をしてくれる人(洗濯物回収、お湯入れ、配食)が岡山刑務所の受刑者になるので、受刑者を見る事が出来ます。
最初見た時の感想は、目が死んでる怖っってイメージがありました。
基本、未決者と受刑者が喋ったら駄目なんですが、日を重ねる事に刑務官の目を盗んで喋るようにもなりました。
今でも覚えてる衝撃だった事は、私がカップ麺のUFOを食べるのに湯を入れて貰って食べてると突然
受刑者「良い匂いですね〜」
私「どのくらいUFO食べてないんですか?」
受刑者「25年ぐらいですかね〜」
私「‥‥‥( ;´Д`) 」
はい!
何も言えませんでした
刑期が長いのは分かっていたけど、実際、本人から聞くと衝撃でした。
その受刑者のあだ名はUFOと名付けたのは言うまでもありません
そんな岡山刑務所の拘置区の生活でした!