世界中の有識者委員会である「グローバル・ゼロ」が
 
29日、ワシントンで会合を開き
 
2030年までの「核兵器ゼロの世界」を発表した
 
 
これは、世界の核兵器を2030年までにゼロにする段階的な廃絶案
 
30年までを4期に区切り、中間目標を設定
 
まず、13年までに米国(現有約9400個)とロシア(同約1万3000個)がそれぞれ1000個まで削減
 
さらに、米ロは21年までに各500個に半減し、他の保有国も削減に着手
 
23年までに国際的な廃絶計画を策定し、30年までの完了を目指す
 
抜き打ち査察など検証体制の確立も課題としている
 
 
また、北朝鮮が既に核兵器10個を保有していると推定し、イランが今後保有する可能性も指摘している
 
7月初旬の米ロ首脳会談を前に、核削減交渉に真剣に取り組むように促すものとみられる
 
 
 
グローバル・ゼロ(Global Zero)は昨年12月9日パリで創設
 
世界の政治や軍事、経済、市民活動などの有識者およそ100人が

 

核兵器の廃絶を目指す運動を興した
 
 
「グローバルゼロ」宣言は、目標の日程までに核兵器を廃絶するため、
 
検証可能で拘束力を伴う合意を呼びかけるもの
 
過去30年間の世界の外交政策における要人らが支持を表明した
 
 
旧ソ連のミハイル・ゴルバチョフ(Mikhail Gorbachev)元大統領
スウェーデンのカール・ビルト(Carl Bildt)外相
ジミー・カーター(Jimmy Carter)元米大統領
バングラデシュのノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス(Muhammad Yunus)氏
南アフリカのノーベル平和賞受賞者デズモンド・ツツ(Desmond Tutu)元大司教
アラブ連盟(Arab League)のアムル・ムーサ(Amr Moussa)事務局長
らが署名した
 
また、インド軍、パキスタン軍の元司令官らも参加
 
中国からは、軍事研究機関の戦略担当者で人民解放軍の元少将Peng Guangqian氏など
 
複数の有力な元外交官らが出席した
 
 
 
現在、世界には推定27,000もの核兵器が存在するといわれている
 
核保有国である米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタンに加え
 
イスラエルが保有しているのは公然の秘密
 
北朝鮮は国際社会の声を無視して核実験を強行した
 
また、40以上の国々が核施設を持っている
 
 
「グローバルゼロ」では、段階を踏んで核廃絶を目指す
 
まずは全核兵器の96%を保有する米ロ交渉からスタートだ
 
 
 
「グローバルゼロ」のウェブサイトでは
 
有識者らが署名したものと同じ宣言文に誰でも署名することができる
 
 
GLOBAL ZERO
http://www.globalzero.org/