今日は胆石について
 
 
たまに聞くくらいの病気だけど
 
胆嚢に結石ができるくらいのことしか知らない
 
 
 
一般に、胆石や胆嚢結石と呼ばれるものは胆石症という
 
胆石は紀元前1500~1600年頃のミイラからも発見されていて昔からある病気
 
昔は少なかった病気だけど、食生活の変化と共に増えている
 
 
胆石は、肝臓から出される胆汁の成分が胆嚢などの中で固まり
 
結石ができて胆汁の流れを悪くする病気
 
固まった胆汁が結石のように見えるために「胆石」と呼ばれている
 
一緒に胆嚢炎を併発することがほとんど
 
胆石の前に胆嚢炎と診断された場合は、胆石がある疑いがある
 
 
 
では、胆石について説明するために
 
まず、胆嚢について
 
 
胆嚢は体の中の消化器官の一つ
 
肝臓と重なるように位置していて、肝臓から分泌される胆汁をためておく器官
 
胆嚢の位置は、中鎖骨線 (MCL) と9番目のあばら骨の先との交差点の皮膚の中にある臓器
 
胆汁を受け入れるために肝臓からの肝管につながり
 
十二指腸に胆汁を排出するために胆管にもつながっている
 
形は洋なし型(なすび型ともいう)
 
上皮の内張りの中の袋である憩室(ロキタンスキー・アショフ洞)が特徴的
 
上皮の下に、胆汁の分泌を促す機能があるコレシストキニンに対応して収縮する筋肉の壁が支える結合組織の層があり

食べ物が腸内に入ってきたときに、胆嚢に溜めていた胆汁を出し、消化を助ける
 
主に脂っこい食事をとったときに多く出る
 
 
 
胆嚢の病気
 
胆嚢は体の一部ですから病気になるのは胆石ばかりではない
 
ポリープもできるし、腺筋症やがんなどの病気になる場合もある
 
痛みがそれほどないからといって、胆石を治療せずにそのまま放っておくとがん化する場合もある
 
それに、胆石もできる場所によっては命に関わる場合もある
 
早めに病院を受診して、医師の指示の下で治療を行うようにしよう
 
 
 
胆嚢の働き
 
胆嚢の働きには胆汁を貯蔵、蓄積、濃縮する作用がある
 
まず肝臓から消化を助ける胆汁が分泌され
 
その胆汁は一度胆嚢の中に濃縮して貯蔵される
 
胆嚢で胆汁を留まらせている間に、塩分や水分が吸収されて濃縮される
 
そして私たちが食事をしたとき、十二指腸の中に食べたものが送り込まれ
 
その内容物によって胆汁の量が調節されて排出し、消化を助ける
 
胆汁を出すときは胆嚢が収縮して排出される
 
この胆嚢の収縮が胆石の痛みに大きく関わる
 
 
胆嚢収縮
 
食べたものが十二指腸へと送り込まれると、コレシストキニンという物質が作られ
 
血液の中に吸収されたあとに胆嚢まで届く
 
胆嚢に到達したコレシストキニンの刺激により収縮が始まり、濃縮された胆汁を出
 
膵臓から出された膵液(消化液)と合流して
 
脂肪を分解して消化する手助けをする
 
肝臓から分泌された胆汁は薄い黄色だが、胆嚢で濃縮されることにより濃い褐色に変化する
 
 
 
胆汁
 
胆汁は肝臓から分泌される液体で、色は黄褐色
 
アルカリ性の液体で、酸っぱいような苦いような味らしい
 
肝臓の細胞で絶え間なく作られていて、肝管を通って胆嚢に溜められる
 
胆嚢の中で胆汁は肝臓から分泌されたものよりも濃縮されたものになる
 
 
胆汁の働き
 
胆汁が肝臓から分泌される量は1日あたり500~800ml
 
肝臓から分泌されたばかりの胆汁は薄い黄色をしている
 
胆嚢内で濃縮されると黒っぽく色が変化していく
 
胆汁は、胆汁酸やビリルビン、コレステロールが含まれていますがその90%は水分
 
胆嚢内での濃縮は、肝臓から送られてきたときの1/6~1/12までに濃くなる
 
消化酵素は含まれていないが、十二指腸で膵液と一緒になることで胆汁が膵液の持つ消化酵素を活発にして
 
脂肪やタンパク質を分解して腸から吸収しやすくする
 
脂肪が分解されるとできる脂肪酸は吸収されにくくなるため
 
この脂肪酸を吸収しやすい形状に変化させる働きもある
 
腸から吸収された胆汁はまた肝臓に戻り、そしてまた胆汁として分泌される
 
このように往復する働きを腸肝循環という
 
 
 
胆汁の逆流
 
胆汁が逆流して、胃を荒らして胃炎を起こしたり
 
更に食道まで逆流して胃食道逆流症となる場合がある
 
胆汁の逆流の原因としては加齢が挙げられる
 
年齢を重ねて食道の筋肉にしまりがなくなると、逆流しやすくなる
 
太りすぎていたり身につけている物の締め付けで腹腔内の圧力が高くなっている場合も逆流しやすくなる
 
食生活の乱れで胃酸が多くなっていたり、姿勢が悪いのも逆流の原因となる
 
 
 
胆汁性嘔吐
 
主に新生児に見られる
 
胆汁性嘔吐といって、吐瀉物に緑色のものが混じる
 
新生児がこの胆汁性嘔吐をした場合、腸が正常に機能していない場合がある
 
重篤になりかねないので検査が必要
 
新生児が母乳やミルクを嘔吐したときは、吐瀉物に異常がないか確認すること
 
 
PTCD(経皮経肝胆道ドレナージ)
 
胆汁は胆管を通って十二指腸へと送られる
 
このとき、何らかの原因で胆汁の流れが阻害されることがある
 
放っておくと胆管内に炎症が起こり、更に放置すると敗血症を起こしてしまい命に関わる
 
こうした場合、早期にうっ帯した胆汁を出す必要がる
 
この経皮経肝胆道ドレナージは、胆汁がうっ帯している人に広く行われている方法で、保険適用になる
 
胆石の場合は、結石の影響で胆汁がうっ帯しやすいので注意が必要
 
 
治療方法
 
ほとんどが局所麻酔で行われる
 
エコー画像を見ながら胆管の中に針を入れていき
 
ガイドワイヤーで胆管を選び、確実に太いチューブを胆管の中に入れていく
 
そしてチューブを留めて体外に胆汁を排出していく
 
どのくらいの期間でチューブをはずすことができるのかは、個人差がある
 
 
原発性胆汁性肝硬変
 
肝臓には、胆汁が排泄される肝管が伸び
 
毛細胆管、細胆管、小葉間胆管、これらの集合体の隔壁胆管がある
 
この隔壁胆管が肝管につながっている
 
 
原発性胆汁性肝硬変は中年女性の発症率が高い
 
小葉間胆管から隔壁胆管にかけて徐々に破壊されて胆汁の流れが悪くなる
 
それが原因となり、慢性肝内胆汁うっ帯が起こって、最後には肝硬変へと移っていく病気
 
 
症状
 
全身の痒みからはじまり、黄疸へと続いていく
 
一度黄疸が出てしまうと消えることはなく、徐々に黄疸が強くなってく
 
肝肥大や骨粗鬆症などもみられる
 
診断された段階ではまだ肝硬変へと移行していないが、徐々に肝硬変へと移行していく
 
少しでも体調がおかしいと思ったら、早めに受診しよう
 
 
 
胆嚢炎
 
胆のう炎は胆嚢が炎症を起こしている状態
 
胆石や細菌などが原因となる
 
急性のものや慢性のもの、結石などがない無石のものから気腫性のものまで様々
 
症状は右のお腹の上部に激痛を覚えたり、痛みが右肩に散ったりし、吐き気、嘔吐を伴うことも少なくない
 
発熱が見られる場合もあるが、高齢者の場合は発熱はあまりない
 
 
胆嚢炎の診断
 
まず、血液検査をして白血球が増えていないかどうか、赤沈、CRP値が上がっていないかどうかを調べる
 
更にエコー検査で胆嚢が肥大していないかどうかも調べる
 
これは同時に胆石の有無も確認できる
 
 
胆嚢炎の治療
 
炎症の程度で治療法も変わってくる
 
炎症が軽ければ絶食や輸液、炎症を抑える抗生物質の投与など、内科的な治療が可能
 
炎症が強い場合は、経皮経肝胆道ドレナージ術という外科的治療をしなければいけない
 
お腹から針を刺して、胆嚢にたまった胆汁を体の外に出す処置になる
 
胆石を伴っている場合は、胆嚢ごと摘出する手術になる
 
 
胆嚢炎の食事療法
 
胆嚢の働きは、消化を助けるために十二指腸に胆汁を流し込む
 
脂っこいものを消化するのに重要な役目を持っているわけだけど
 
胆のう炎になってしまった場合、胆嚢の動きを活発にしないように注意が必要
 
そのためには食事が大きく関わってくる
 
急性胆のう炎の場合は食事がとれなくなるが、慢性などの場合は食事に十分な注意が必要
 
ポイントは高タンパク低コレステロールもいものにしよう
 
魚や大豆などが望ましい
 
卵などは摂取しないように
 
規則正しい食生活をし、食事の総カロリーを抑え、内容もバランスのとれたものにする
 
食べ過ぎ飲み過ぎは厳禁
 
 
胆嚢炎の予防
 
胆のう炎の原因は胆石や細きんによるもの
 
この細きんによるものもやはり胆石が原因になっている場合が多い
 
胆石の結石が胆嚢の収縮によって動くことにより、胆嚢壁や胆管の入り口などに傷をつけ、そこから細きんに犯されてしまうから
 
したがって、胆のう炎の予防=胆石の予防ということにもなる
 
胆のう炎だけならまだしも、胆のう炎も一緒に発症してしまうと、痛みも倍増してしまう
 
日頃から生活習慣や食事に気をつけて胆石にならないように注意が必要となる
 
 
 
胆石の初期症状
 
胆石の初期症状として、背中に違和感を覚えることがある
 
脂っこいものを食べた数時間後に、右の上部のお腹に不快感を覚えたり軽い痛みが出る
 
みぞおちの辺りに不快感を覚える
 
痛みも気になるほどではなく、しばらくすると楽になる
 
発熱を伴う場合は胆嚢炎や胆管炎の場合もあり、注意が必要
 
 
胆石の疝痛発作
 
胆石で一番怖いと思うのがこの疝痛発作の痛み
 
この疝痛発作が出て病院に運ばれ、そこで初めて胆石だとわかる場合もある
 
この発作が出る前に、合併症として胆嚢炎を起こしている事が多く、胆石より先に、胆嚢炎で受診される人も多い
 
 
この疝痛発作は心臓発作や狭心症と間違われる場合が多く
 
きちんと消化器科を受診せずに心臓だと思って循環器科を受診してしまうと
 
胆石の発見が遅れてなんども疝痛発作に見舞われてしまうことになりかねない
 
疝痛発作を起こして病院に担ぎ込まれる人もいる一方で
 
胆石なのにもかかわらず、一切症状がでない人もいる
 
こういう場合は無症状結石と呼ばれつ
 
症状が出ない場合は経過を観察する
 
だからといって放っておいていいわけではない
 
結石は体にとって異物なのだから、いつまでも体に中に大事に持っていてもいい物ない
 
 
胆石の痛み
 
胆石の痛みは一ヵ所だけではなく、胸と背中に痛みが走る
 
胆石症と一括りにしているが、胆嚢結石、胆管結石、肝内結石とに分けられる
 
主に胆嚢結石でいうと
 
胆石の痛みは、胆嚢内にできた結石が、食事をすることにより収縮して胆嚢内から胆汁を出そうとしたときに起こる
 
収縮すると、胆嚢内にできた結石が動く
 
このときに、胆嚢の出口、胆管の入り口に結石がつっかえてしまう
 
そのときに痛みが発生する
 
この激痛が「疝痛発作」と呼ばれるもの
 
 
疝痛発作
 
疝痛発作は結石が胆管などに詰まってしまうことで起きる
 
ということは、胆管にはまるくらいの大きさの結石、ないしそれ以下の大きさということです。
 
それ以下の大きさなら詰まることはないのでは? そう思われるかもしれいけど、
 
小さい結石の場合1個や2個ではなく、数100個クラスの大変多いのが特徴
 
それが胆のうの収縮と共に、一気に胆管などに降りるので、想像を絶する疝痛発作を起こす
 
楽な姿勢を探すのですが、どんな体勢を取っても楽になるものなどありません。
 
「転げ回る」ほど痛い、まさにこれ
 
 
鈍痛・違和感
 
同じ胆石でも疝痛発作のでないものがある
 
全く痛みのでない無症状胆石と、鈍痛や違和感だけのもの
 
胆石の痛みは結石の大きさに左右される
 
結石の大きさは様々で、胆嚢内いっぱいに結石ができている場合、胆嚢が収縮しても結石が動くことがないため、胆管にはまってしまうこと
 
痛みを感じないで胆石だとは気づかない人もいる
 
なんだか背中や胸に違和感がある。そう思って病院を受診したところ、胆石だったというパターン
 
 

胆石症の種類
 
「胆石症」と一括りに呼ばれている胆石ですが、結石のできる場所によって呼び方が違う
 
どんな種類の胆石症があるのか?
 
胆嚢結石
 
胆嚢結石は、胆石の中でも9割が胆嚢結石症という、一番発症率の高い胆石
 
疝痛発作、胆嚢炎などを引き起こす
 
痛みもなく、症状が出ない場合もある
 
できる結石の大きさも様々
 
 
総胆管結石症
 
総肝管と総胆管にできる結石のことを総胆管結石という
 
症状としては疝痛発作、黄疸が起こりやすい胆石
 
化膿性胆管炎を起こすと命に関わることがありますので、早急な治療が必要
 
 
肝内結石
 
この胆石は、強い痛みが出ることは稀で、中には気づかない人もいる
稀に胆管がんを合併していることがあり、気づかずにいると怖い胆石
 
結石の種類
 
胆石の結石には種類がある
 
種類が違うのですから結石のでき方も違ってくる
 
日本消化器病学会の分類法により、胆石の種類は分けられている
 
 
コレステロール胆石
 
純コレステロール石、混成石、混合石に細かく分けられ
 
胆石の全体の8割がこのコレステロール系の結石に
 
女性に多いのが特徴
 
成分は名前の通りコレステロール
 
できる数も多いものでは1000個以上にもなる
 
カロリーの高い食事や脂肪分の多い食べ物が要因になっているとされている
 
以前はヨーロッパなどで多い結石でしたが、日本でも食文化が変わり、コレステロールの胆石が一番多いものとなってしまった
 
形としては純コレステロール石が球形か卵形で、白っぽいか薄い黄色っぽい色をしている 
普通は1個のみで割ると中心部からコレステロールの血漿が放射状に伸びているのが分かる
混成石も同じような形でできるのもだいたいが1個のみ
 
割ってみると内層と外層とが区別できます。外層の厚さが1mm以上認められる
 
色は褐色系で、混合石は球形か多角形をしており
 
数も多数であることの多い結石割ってみると
 
放射状の構造と、層状の構造が混じっている
 
もちろんコレステロールが主成分
 
 
色素系結石
 
色素系の結石は、ビリルビンカルシウム石と黒色石に分類される
 
食生活の変わる前の日本では、ビリルビンカルシウムの胆石患者が一番多かった
 
これは胆嚢にできやすい胆石
 
胆管が菌に犯されてできる結石ビリルビンカルシウムの形は様々でもろいのが特徴
 
割ってみると層状になっているか無構造
 
もちろん主成分はビリルビンカルシウム
 
黒色石は若い人や痩せ型体型の人に多い胆石
 
できる要因はカロリーもその一つですが、貧血症や消化器官の手術の経験者、肝硬変などがあり、鉄や銀などが含まれる
 
形は金平糖のような形状や砂状のもの、稀に球形の黒色調の小さな結石
 
数も数十個にもなり、割ってみても中は同じく黒くて無構造
 
主成分はビリルビン由来のものといわれている
 
 
まれな胆石
 
以上のものに含まれない稀な胆石として
 
炭酸カルシウム石や脂肪酸カルシウム石、他の混成石などがある
 
 
 
胆石の検査
 
腹部超音波検査
 
一般的にエコー検査と言われているもの
 
だいたいの胆石がこの検査で発見される
 
胆管にある結石がエコーでは見つけづらい場合がある
 
胆嚢内の結石の発見率は極めて高く、最も頻用されている検査方法
 
 
検査入院
 
手術の検査は体の中を一通り全部調べる
 
尿検査はもちろんのこと、血液検査で肝臓や胆道の酵素の上昇や白血球の数、凝固時間など、様々なことを血液から調べる
 
胃カメラ検査、X線写真、腹部X線CT検査、MRCP、呼吸機能検査、心電図等
 
これでようやく手術にGOサインが出る
 
 
胆石の治療
 
手術もあるし食事療法もある
 
経口胆石溶解剤
 
口から飲んだ薬で胆石を溶かしてしまおうという治療方法
 
この方法では胆嚢は残るが、治療に長期間かかり、胆石の再発のおそれもあるのが欠点
 
治療期間には幅があり、6~36ヶ月
 
効果がでるのも10~30%と高い方ではない
 
メリットといえば切らなくて済む、入院の必要がないということ
 
ただ、胆石の種類によっては効果がないものもある
 
コレステロール系の結石でないと効かない
 
開腹してみなければ結石の種類も分からないので
 
飲んでみて効果がないようであればいよいよ胆嚢摘出術となる
 
薬の働きは、胆汁の成分を変えて胆石を溶かしてしまおうとするもの
 
経口溶解剤を使用して治療する場合には、疝痛発作が起きたときのために鎮痛剤も常に必要
 
長期に渡る治療になるため、食事にも気を使わないといけない
 
手術をして短期間で治す方がいいのか、経口胆石溶解剤を用いて、体に傷をつけずに治療する方がいいのかは主治医とよく相談することになる
 
 
体外式衝撃波破砕療法(ESWL)
 
この方法も、体にメスをいれることなく治療できる方法
 
しかし誰でも行えるわけではない
 
衝撃波によって胆石を細かく砕いてしまう方法だが
 
確実に結石が胆嚢にできている場合
結石の数が3個以下の場合
胆石の種類がコレステロールで出来ている場合
胆嚢炎を併発していない場合
に限られる
 
胆嚢炎を起こしている場合には、胆嚢が炎症を起こして肥大し
 
胆嚢壁が薄くなっているので衝撃波に耐えられない
 
胆石の場合、胆嚢がすでにうまく機能していないこともある
 
体外式衝撃波破砕療法を行う場合は結果として胆嚢が体に残るので
 
きちんと機能しているかどうかも問題になる
 
こうしたことから、この治療方法を行うには綿密な検査が必要になる
 
1度の治療に要する時間は1時間程度で、通常4~5回繰り返して処置する
 
10mm以下の胆石であれば、1度で消失してしまう場合もある
 
細かく砕かれた結石は、胆嚢の収縮によって消化器官へと押し出されていくという治療法
 
最近で主流の治療法は、レーザー治療の内視鏡手術になってきている
 
 
 
治療せずに放置すると・・・
 
急性胆嚢炎
 
胆石の場合は、急性胆嚢炎を併発していることがほとんど
 
症状が軽い場合
胆石が認められているけれども痛みのない無症状胆石の場合
などはそのまま放置しがち
 
早めに治療しておけば済むことなのに
 
放置していたために急性胆嚢炎になってしまう場合がある
 
 
急性膵炎
 
総胆管結石の場合、放置しておくと結石が膵液の出口を塞ぐ
 
そうなると膵臓が炎症を起こしてしまい
 
まさらに放置すると致命的になる場合がありますので、億劫がらずに消化器科を受診しましょう。
 
 
閉塞性黄疸
 
結石が十二指腸への出口を塞いでしまうので起こる
 
胆汁が消化を助けるために腸に排泄されるが、それができなくなるために黄疸がで出る
 
肝機能障害が生じ、尿の色も濃く、便の色は薄く白っぽいものになります。
 
 
胆嚢がん
 
ごく稀にですが1~2%の割合で胆嚢がんを発症する
 
胆石を放っておくことにより、慢性的に刺激が加わるために発症するのではないかと言われている
 
因果関係はまだはっきりしない
 
 
 
胆石の食事療法
 
胆石症の痛みというのは、食事に左右されるといってもいい
 
食事に気を使い疝痛発作が起こらないようにもできる
 
それを知ることにより、結果、何を食べれば疝痛発作が起こるのかを知ることもできる
 
 
 
食事療法の基本
 
 
三度の食事は規則正しく
 
規則正しい食生活を送ろう
 
食事時間が不規則になると、胆嚢から胆汁が出されるのも不規則になり、胆汁がたまって疝痛発作を起こしやすくなる。
 
よく噛んで食べる
 
 
規則正しい食生活を送ろう
 
食事時間が不規則になると、胆嚢から胆汁が出されるのも不規則になり、胆汁がたまって疝痛発作を起こしやすくなる
 
 
コレステロールや脂質を控える
 
規則正しい食生活を送ろう
 
食事時間が不規則になると、胆嚢から胆汁が出されるのも不規則になり
 
胆汁がたまって疝痛発作を起こしやすくなる
 
 
発作後の絶食は厳禁
 
疝痛発作を起こすと肉体的にも精神的にも食欲がなくなってしまうけど
 
何も食べないでいると胆汁を必要以上に溜めてしまうことになる
 
 
脂肪・コレステロールの摂取
 
脂肪とコレステロールは胆石症にはよくない
 
脂肪を分解して消化させるのに、胆嚢からは胆汁が多量に分泌される
 
このときの胆嚢の収縮によって疝痛発作は起こる
 
これを防ぐには
脂肪が多く含まれている食事をしないこと
食べ過ぎでの脂肪の過剰な摂取を抑えること
 
コレステロール系の結石の人はコレステロールの摂取を避けること
 
胆石を大きくしてしまいかねないから
 
 
胆石症によい食事
 
胆石は一度できてしまうと、食事によってはそれ以上に大きくなってしまう場合がある
 
中には摂らない方がいいものもあるし、反対に摂った方がいいものもある
 
魚介類に豊富に含まれるタウリンは、コレステロールでできた胆石が大きくなるのを抑えてくれる
 
タンパク質の少ない食事は
 
ビリルビンで作られた胆石の成長を助長すると言われているので
 
意識してタンパク質を摂った方がいい
 
食物繊維はコレステロールを阻害する働きがあるため、積極的に摂るのがいい
 
食物繊維を摂ることによって便秘にもならず
 
腸の内圧が疝痛発作の原因となることもあるので
 
十分な食物繊維を摂るようにしよう
 
ビタミンCとEは、胆汁酸の排泄を増加する働きがある
 
胆石ができるのを予防する作用もあるため、ビタミンCとEの入った野菜類や果物などを取るように心がけよう
 
豆類もいい
 
※脂肪分の多い食べ物の例
マグロ、うなぎ、卵黄、牛・豚肉、ソーセージ、マーガリン、マヨネーズ、落花生、天ぷら、サバ等
 
 
 
胆嚢摘出
 
胆石症と診断され、手術となったら胆嚢を全部取り除く手術になりなる
 
これにはスコープを使う腹腔鏡下手術と開腹手術とに分かれる
 
どちらの方法になるのかは胆石の大きさにもよる
 
初めての胆嚢摘出術が行われたのは100年前のベルリンで
 
医師の母が胆石で苦しみ、胆嚢をとったのが最初といわれている
 
 
腹腔鏡下胆嚢摘出術
 
胆嚢摘出術で、現在最も一般的なのがこの方法
 
全身麻酔で行われ、腹部に三ヵ所程穴をあけ、そこから機材を入れて手術を行う
 
体への負担も少なく、術後の回復の早い手術法
 
挿入されたカメラの映像を見ながら手元で電気メスやハサミなどの操作を行い
 
臍に開けた穴から体内から切除された胆嚢を取り出す
 
以前は他の臓器に癒着が認められる場合は、途中から開腹手術に切り替えていたが
 
現在では炎症や癒着が予想されていても腹腔鏡を用いて行われている
 
この方法の利点としては、傷が小さい、術後の痛みが軽い、早期退院ができるということ
 
 
 
開腹手術
 
結石が大きい場合、胆嚢の炎症や周りの臓器への癒着がひどい場合には
 
腹腔鏡を使わずに開腹手術となる
 
切開する傷は15~20センチ前後で、腹腔鏡に比べると快復は遅くなる
 
以前はこの方法が主流だったが、現在では先に腹腔鏡を用いて、癒着がひどい場合などに、途中から開腹手術に切り替える方法をとっている
 
術後は1週間~2週間で退院といわれているが、実際は1週間~10日ほど
 
 
胆嚢摘出後症候群
 
胆嚢の摘出術は術後も少し下痢気味になるのをのぞけば
 
以前と変わらない生活が送ることができる
 
徐々に肝臓も適応してきて、胆嚢から出る胆汁のように濃い胆汁を分泌するようになる
 
下痢も日を追うごとに改善されていく
 
そんな中で、稀に術後に胆石の発作のような不快感や痛みを覚える人もいる
 
これを胆嚢摘出後症候群と呼び、原因のほとんどが胆石の取り残し、胆石の再発だということ
 
検査をしても原因のわからない場合もあるので、このような症状が出たら、手術を行った外科医に相談してみよう
 
 
胆石の原因と予防
 
胆石のできる原因は、結石の種類によって違う
 
同じ胆石でも、日本で急増しているコレステロール系結石の場合と、以前多かったビリルビン結石では原因が違う
 
 
コレステロール系結石の原因
 
胆石患者の大半を占めるのがこのコレステロール系の胆石
 
これは、胆嚢の中で、胆汁に含まれるコレステロールが結晶化して核となり
 
徐々に大きくなってしまうもの
 
水に溶けないコレステロールは
 
胆汁の中ではリン脂質の膜や、ミセルというものに覆われて存在している
 
これが、胆汁中のコレステロールが増えすぎたり、レシチンや胆汁酸のバランスが悪くなると
 
ミセルで覆うのが追いつかなくなってしまう
 
これを飽和状態という
 
コレステロールが増えすぎる原因として、コレステロールの摂取量の増加
 
肝臓でのコレステロールが作られる量が増加したためなどが考えられる
 
他には、腸を手術した場合などや、腸の炎症で胆汁酸をよく吸収できなくなることも原因の一つとして挙げられる
 
どの胆石にしても、胆嚢の働きが鈍っていたからというのは共通する原因である
 
 
色素系結石の原因
 
色素系の結石として挙げられるのが、黒色石とビリルビンカルシウム石
 
これらはコレステロール系の結石ができる原因とは違い
 
胆道が細菌に犯されたり、寄生虫が入ってきたため
 
胆管の出口にある突起が炎症を起こしたりすることが原因になる
 
さらに、胆汁の流れがよくない、低脂肪ばかりで炭水化物にかたよった食生活なども原因となる
 
ビリルビンカルシウムができやすい環境としては
 
胆汁のpHがアルカリ寄りになったりすることが挙げられる
 
黒色石は、胃の切除手術後や肝硬変、溶血性の黄疸や、心臓の弁の手術後にできる場合が多いが、
 
この原因はまだ明らかにされていない
 
 
 
胆石の予防
 
胆嚢を摘出せずに、内科的治療を行った人などは
 
胆嚢が残っているために再発も視野に入れて生活する必要がある
 
一度胆石を発症した人は、内科的治療を行って治癒しても、再発の可能性は十分にある
 
 
肥満を解消
 
胆石患者は男性よりも女性の方が1.6倍も多いそうだ
 
まず胆石を予防するには肥満に注意すること
 
肥満の人は、どうしてもコレステロールの代謝が悪くなり、胆石ができやすくなる
 
適度な運動で肥満を防ぎ、動物性脂肪を摂りすぎない食生活を心がけよう
 
ストレス太りという言葉があるように、ストレスも極力ためないことが大切
 
 
規則正しい食生活
 
私たちが健康でいるためには、食生活がきちんとしていることが第一条件
 
胆石の場合は、暴飲暴食も疝痛発作の原因になる
 
肥満を招く動物性脂肪を多く摂ることでも発作は起こる
 
食事と食事の間が開けば開くほど胆石はできやすくなってしまう
 
規則正しい食生活をしていれば、胆石だけではなく、体の健康のためにもなるのだ
 
 

参考にしたのは

 

胆石ガイド

http://www.tanseki-guide.com/

 

胆石の知識

http://www.urban.ne.jp/home/hsagawa/

 


 
 
 
あ~
 
強烈に眠たい
 
もう寝るすぐ寝る急いで寝る
 
そして朝いつもの時間に食べるのだ
 
 
 
では、おやすみなさい☆