今日は坐骨神経痛
若い人にはピンとこないけど
壮年男性に多く見られる
重症だと、立ったり座ったりする度に
脚の後ろ側を走る坐骨神経に沿って激しく痛み
悪化すると歩行障害まで引き起こす
つらい病気なのだ
いや、これは病名じゃなくて症状なんだって
坐骨神経痛は症状も原因もさまざま
強い痛みを感じる人もいるし
ちょっと痛いという程度の人もいる
■症状について
腰や足が痛む
腰から足全体にかけて痛む
足の感覚が鈍くなる
歩行が難しくなる
など
一部の部位が激しく痛むこともあれば
足全体に痛みが生じるケースもある
患部がピリピリすることもあるし
しびれや違和感といった症状がみられることもある
感覚が鈍くなり、症状が進むとほとんど感覚が麻痺してしまうこともある
非常に個人差の大きいことが、坐骨神経痛の特徴といえる
チェックリストを見つけたのでちょっと拝借
症状① お尻から太ももの後部にかけて、強い痛みを感じませんか?
症状② お尻から足(かかとや足裏)に、痛みはありませんか?
症状③ 腰部の痛みが長い間続いていませんか?
症状④ 重い荷物などを持ったときに、お尻が痛みませんか?
症状⑤ 腰の背部が痛みませんか?(くしゃみや咳をしたとき、寝ているときなど)
症状⑥ 足は痛みませんか?
症状⑦ 足の感覚が鈍く歩きにくいように感じませんか?
症状⑧ 足が痛み、またその足にひどい冷えを感じませんか?
坐骨神経痛によって便秘になることもある
1から8に当てはまるものがあり便秘に悩んでいるという人は
より注意した方がいいかもしれない
自分のからだに耳を澄ませ、坐骨神経痛の症状をキャッチするよう心がけよう
1~2週間たっても軽快しない場合
激しい痛みが生じる場合
腰痛や下肢のシビレ、筋力低下などを伴う場合は
すぐに整形外科を受診すべし
原因もまたさまざまあり、写真で原因を探る場合が多いので
MRI検査が可能なところがいいだろう
■原因について
坐骨神経痛は坐骨神経が刺激を受けることによって起こる
はじめから坐骨神経痛がみられることはほとんどなく
腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどが原因となり
副次的に起こることが多い
原因①坐骨神経根の圧迫
坐骨神経の付け根が椎間板や骨などから圧迫を受ける神経痛
ラセーグ徴候といって、仰向けの状態で下肢を伸展挙上すると坐骨神経痛が増強するのが特徴的
ほとんどの場合、片側の坐骨神経痛が出現しするが
ヘルニアの位置や大きさにより両側に見られることもある
腰椎椎間板ヘルニアの副次的要素として生じることが多い
原因②梨状筋症候群
大臀筋の奥にある梨状筋という筋肉が、坐骨神経に圧迫を引き起こす
坐骨神経を治療してもなかなか症状が緩和されないときは
梨状筋症候群が原因である場合が多い
原因③ハムストリングスによる坐骨神経への圧迫
太ももの後部を通っているハムストリングスという筋肉は
お尻や太ももの後部を走る坐骨神経と密接な関わりがある
原因④変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症などの変形疾患
高齢者の場合は腰の変形性疾患に多く見られる
原因⑤帯状疱疹
帯状疱疹により坐骨神経痛を発症する場合もある
原因⑥その他の疾患
特殊な疾患として、脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍など
こういった腫瘍性の病変で坐骨神経痛を発症する場合は
痛みが非常に強く、保存的治療で治りにくいのが特徴
さらにカリエス、糖尿病などによる坐骨神経の障害が原因のこともある
原因⑦心理的なもの
不安やストレスのような心理的トラブルが坐骨神経の原因となることもある
精神的不安は自律神経のバランスを崩してしまいがち
その自律神経のアンバランスが血の流れを悪くし
血行不良によりからだの各部位へ十分に酸素が行きわたらなくなる
その結果、下肢の酸素が欠乏し坐骨神経痛が現れると考えられる
「症候性坐骨神経痛」というのは、腰への過度な負担が起因要素ではあるが、原因が不明確であり、治療が困難な坐骨神経痛といる
最後に
これらの起因要素が組み合わさった複合的な原因というのも考えられる
◆坐骨神経とは
脊髄から伸びる抹消神経のひとつ
腰部から出ている神経が集まり束状になったものが坐骨神経
末梢神経の中で最も太く長い
1番太い箇所は、親指ほどの太さになり、長さは1メートル以上もある
最も表皮に近い場所を通っている末梢神経でもある
坐骨神経痛で激しい痛みがみられるのは、この神経の長さと太さが理由
このように大きな存在感を放つ坐骨神経痛の根元は腰椎にある
腰椎を出発する第4、5腰神経と第1~3仙骨神経が集まって束状になり
梨状筋の下(ちょうどズボンのお尻側のポケットのあたり)を通って大腿後面を下降
膝裏にくるまでに、2本に別れる
一方は足の底を目指す脛骨神経、もう一方は足の背へと進んでいく総腓骨神経
枝分かれはもっと細かくて、それぞれに名前があるけど
このような神経のルートをまとめて坐骨神経と呼ぶのが一般的
からだの大切な部位である下肢を走っている坐骨神経には、2つの重要な働きがある
ひとつ目は“知覚神経”の働き
このために、しびれや知覚鈍磨といった症状がみられる
もうひとつは“運動神経”
そのため歩行障害が起こる場合もある
歩いたり走ったりスムーズに行うために、大きな役割を果たしている
■治療について
坐骨神経痛は副次的に起こることがほとんど
しっかりとした原因を探るためにも、整形外科で診てもらうのがいい
様々な原因によって引き起こされる坐骨神経痛だから、その原因の多種多様さと同様に、治療方法もバラエティに富んでいる
一概に治るとは言い切れないけど、症状を緩和する治療方法はいろいろ
原因にあった治療方法を施すことで、かなり改善することは可能だといえる
原因疾患に関わらず、まずは症状を緩和する対症療法が主体
日常生活の指導→薬物療法→理学治療→ブロック注射の順で治療を進め
それでも痛みが軽減しない場合や歩行障害、麻痺といった他の神経症状を合併する場合に手術が行われる
▼日常生活の指導としては
病院での治療で重要な位置を占めているものに、正しい生活習慣の指導がある
坐骨神経痛は乱れた日常生活の積み重ねから引き起こされることがたいへん多いため、生活習慣のアドバイスは欠かせない
急激に発症する腰椎椎間板ヘルニアの場合、まずは安静が原則
高齢者の変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症などの場合は必ずしも安静が必要とはいえないが、下位腰椎にかかる重荷を減らす目的で、長時間の座位姿勢を避けたり、コルセットの装着も有用
<自宅で取り組むことができる治療方法>
腰や足の冷えが坐骨神経痛を引き起こすので、下半身を冷やさないようにする
足を保温するために靴下を着用する
無理して裸足のまま靴はかない方がいいのだ
無理してないのなら別にいいのだ
腰に負担をかけないように、正しい姿勢をとることも重要
何気なくとってしまっている足を組んだ姿勢、横座り(お姉さん座り)、体育座りは下肢に負担をかけてしまう
正座はからだに負担を与えない優れた姿勢らしい
でも、長い時間ずっと正座を保つのは辛くたたまらない
腰部に負担が少ないあぐらもいいけど
だんだん背が丸まってくるので時々シャキッと伸ばすように
腰部への負担軽減を考えると、自身の体重も重要なファクターとなる
肥満体重は腰や足に多大な負担を与える
適正体重をオーバーしている人は、食生活を見直してダイエットに取り組むと症状が改善しやすくなる
もちろん、無理なダイエットは、これまた別の病気を引き起こすのでご用心
専門家のアドバイスを受け、自分の症状にあった治療を行いましょう
▼薬物療法
激しい痛みを生じているときには、緩和させるために薬物療法が行われる
アスピリンなど非ステロイド性消炎鎮痛剤の鎮痛剤(飲み薬)が処方されたり
時には座薬も使用される
神経の浮腫(ふしゅ)をとるためにステロイド剤が投与されることもある
比較的長期間投与される場合が多いため、胃腸障害などの副作用に注意しながら使用する
腰脊柱管狭窄症では神経組織内での血流障害が原因の一つと考えられており、循環改善を目的としてプロスタグランディン(PG)製剤の内服や注射も用いらる
▼理学治療
痛みがすこし軽減したら牽引(けんいん)療法で圧迫を除去したり
コルセットを着用して保存療法を行う
温熱治療としてホットパックや極超短波などが用いられる
腰痛を合併する場合に牽引療法もよく用いられているが、治療期間を短縮するほどの効果があるとは言えない
しかし、痛みを軽減させる一つの手段であると考えて良い
▼ブロック注射
①硬膜外ブロック
腰部硬膜外ブロックと仙骨部硬膜外ブロックがある
外来では手技が容易で安全性が高い為に仙骨部硬膜外ブロックがよく用いられる
下位腰椎の疾患による腰痛や坐骨神経痛に効果があるが、薬剤が病変部に到達せず無効な場合も見られる
②選択的神経根ブロック
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の坐骨神経痛に対して最も即効性があるブロック
治療だけでなく、疼痛の再現性を確認することにより、診断の一つにも用いられる
ブロック直後はほとんどの場合疼痛が消滅するが、穿刺時の痛みが強く、神経根損傷の可能性もあるため、漫然と何回も注射することはない
一度のブロックで数ヶ月以上の効果が得られ、その後再発もない症例がある一方、局所麻酔薬の作用時間(約1時間)程度の効果しか得られない例もある
③坐骨神経ブロック
梨状筋症候群、帯状疱疹後神経痛などに対して用いられる
外来で容易に施行できるが、硬膜外ブロックや神経根ブロックに比べると穿刺部位の目印がはっきりせず、また坐骨神経痛の走行に個人差もあることから、確実な効果を得るのはやや困難
▼手術
各疾患に対して様々な手術法が選択される
腰椎椎間板ヘルニアでは手術あるいは内視鏡手術でヘルニア切除が行われ、いずれも良好な成績が期待できる
近年、レーザー椎間板切除術も行われている
レーザー照射で椎間板内の髄核を焼き空洞を作ることにより、内圧を下げて神経への圧迫を除くというもの
入院の必要もなく傷も残らないが、保険適応が無く(自費で30~50万円)すべての椎間板ヘルニアに適応が有るわけではない
椎間板に生理食塩水や局所麻酔薬を注入して加圧することにより、ヘルニアを椎間板から脱出させ、椎間板の内圧を下げたり、椎間板の変性を促進させる治療も一部で始められている
腰部脊柱管狭窄症では神経の圧迫が多椎間にわたることが多く、ヘルニアのように小切開の手術やレーザーは適応にならない
術前から脊椎の不安定性があったり、手術で広範囲に骨や靭帯を切除する場合は金属や骨移植により脊椎を固定する手術も必要になる
症状が重度の場合には椎弓切除その他外科的療法が必要な場合も少なくない
■予防法
大前提として腰に負担をかけないこと
過度に重いものを持つことは避けよう
荷物もそうだけど、自分の体重ももちろん腰への負担となる
無理な姿勢で腰を動かさないようすることも大切
腰に負担がかかりやすい中腰での作業は要注意
冷えも腰に負担がかかる
気候や冷暖房に気を配り下半身を冷やさないようにしよう
腰部の筋肉をパワーアップさせることも有効
腰の筋力を強化するとともに、柔軟にすることが大切
ストレッチや体操、適度なエクササイズを日常的に行うこと
以上、参考にしたのは
坐骨神経痛の基礎知識
http://zakotsu.knowg.net/index.html
TMD保健新報
http://www.tmg.gr.jp/hokensinpou/030301-zakotusinkeitu.html
YAHOO!百科事典
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%9D%90%E9%AA%A8%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%97%9B/
御崎カイロプラクティック整体整骨院
http://www.misakiseikotuin.com/sciatica/zakotushinkei.html
意外に恐ろしい坐骨神経痛
腰痛は現在もたいへんだし
将来にも不安の種なのだ
腰に負担をかけないように姿勢を正して
身体を冷やさないように気をつけて
適度に運動して筋力をつけ
できればストレッチもして筋肉をほぐす
ちょっとした注意と工夫で
来るべき未来の身体は大違いになるかもしれない
自分の身体パラレルワールドを比較して
最悪を避けるだけでも丸もうけな
それだけで十分理想的と思えてくるではないか?
平和で楽しい成熟期を迎えたいものだ
では、おやすみなさい☆