今日読んだ聖書はレビ記1.1-17
牛を焼き尽くす献げ物とする場合には、無傷の雄をささげる。
奉納者が献げ物とする牛の皮をはぎ、
その体を各部に分割すると、
祭司アロンの子らは祭壇に薪を整えて並べて、
火をつけてから、
分割した各部を、
頭と脂肪と共に祭壇の燃えている薪の上に置く。
奉納者が内臓と四肢を水で洗うと、
祭司はその全部を祭壇で燃やして煙にする。
これが焼き尽くす献げ物であり、
宥めの香りである。
主がモーセにもうしたそうな・・・
もー牛は焼き肉状態
内臓も全部焼くのだから
カルビもセンマイもテッチャンもみんな焼く
食べないなんて・・・モッタイナイお化けがでるぞ~
いや、これはお化けを呼ぶ儀式ではない
そうだ、焼き肉を神様にゴチするって思えばいいのだ
なんせ、焼き尽くして煙にするってんだから
主はけっこうロマンチストじゃないの
煙になって天まで届け!
神様、オイシイですか?
うん、おいしいよ
もーおなかいっぱい
とか言ったりして
そういえば彼女も焼き肉好きだな
生レバにはまってるときもあったな
僕も生レバとかユッケとか生肉好きなのだ
でも生だと天まで届かないな
そうだ、ロケットで打ち上げればいいのだ
たしか北朝鮮が人工衛星打ち上げるとか
朝鮮人なんだし焼き肉の美味しさ知ってるんだから
生レバをちょいと乗せてさ
神様に献げるってなことしないもんかね
だったら自衛隊も米軍も打ち落とそうなんてしないのにね
あ、ダメか・・・彼らは共産主義だから
宗教はアヘンだ!なんて言われちゃうか・・・
今日もアイチャンネルで読んだニュースから
自分を見つめ直してた
思い出したのは一匹のワンちゃん
雄の柴犬で名前はアンディちゃん
僕は1997年の夏から秋にかけて
柴犬の赤ちゃんを預かってたことがある
当時ワンルームに住んでた僕がなんでそんなことしたのか・・・
後になって思うのはつきあってた女性との別れがあった
1997年6月から8月までという短い間だったけど
とても気楽につきうことができた
彼女は口紅以上のメイクもせず服装も地味でボーイッシュ
でも誰が見ても美人だ
行きつけの焼鳥屋につれていくと
焼き方さんが露骨に見とれて僕を羨ましがってた
そんな彼女には別に正式な彼氏がいた
でも僕とつきあうようになって気持ちが揺れ動き
やがて僕を彼氏にしたいと何度もほのめかすようになる
僕は本当にうれしかった
彼女といると楽しいし真面目に話し合うこともできる
セックスもいい・・・好奇心はこの頃満たされた
もちろん嫌がるのを無理にやってなんかいない
彼女はとても感度がよくて激しい
初めて彼女といっしょに旅行にも行った
なのに・・・
なぜか僕は彼女とちゃんとつきあう気になれなかった
自分でもよくわからない
どうして大喜びで彼女を迎え抱きしめてあげられないのだろう・・・?
自分自身に問うてみると
本当に好きな別の女性のことがまだ心に残ってた
1995年夏頃に好きになってずっと引きずってた
職場の学生アルバイトの女の子だ
出会った頃は僕も一応学生だったけど
僕の方はそのまま同じ場所で職員になってしまった
四六時中カチコチで人に対しても自分自身もどうしようもなかった
部長からのパワハラもおそろしかった
職員になっていい給料をもらう理由がまだ乏しい僕だったので
アルバイトさんからもイジメをくらう頃
5歳年下のまだ大学3年生の女の子が好きで・・・
僕にはこんな態度をとることも
こんな話をすることもとてもできなかった
そんな状態で夕方のキャンパスですれちがいざまに抱きつこうとしたり
愛してるよと書いた置き手紙をしたり
何がいいたいのかわからない後ろ向きな手紙を半年ごとくらいに送ったりした
やってしまった・・・ほんとに情けなくて今でも思い出すと赤面する
その女の子への未練は翌年くらいまで残ってたと思う
別の女性を同じくらい深く好きになるのは1999年夏まで待つことになる
とにかくそんな状態で何もできなかった本命の女の子のことを
心の中で密かに引きずりながら数年間別の女性たちと
取っ換え引っ換えつきあっていた
だからやっぱり真面目につきあいたいと他の女性からいわれると
その娘の気持ちを受けとめることがどうしてもできない
そんな自分が自分自身に突きつけられることになる
つきあえない、と返事するでもなく
体のつきあいが少しつづいて自然消滅・・・
ワンちゃんとの出会いはそんなときだった
1997年2月
また別のとびきり美人の女の子にやたらひっついてたら
その娘が介護者として通っている障害者のおばちゃんと出会った
といっても学生のころから知ってる人でYさんという
大阪市生野区だったか・・・とにかく当時はそのあたりに住んでた
1997年7月
追いかけてた女の子からは去られてしまってたけど
新たな出会いがあった・・・
Yさんが柴犬の赤ちゃんをもらったという
血統書つきだというけど見せてもらったことはない
家に行くと玄関のあたりで紐につながれてた
初めて出会ったときはまだ目が細くてずんぐりした体つき
さわるとところかまわずかみついてきてぜんぜん痛くない
アンディというのはたしかYさんが好きなタレントだったと思う
しばらくしてまた遊びに行ってみると
アンディの左の後ろ足にギプスがはめられていた
介護者が言うにはYさんが乗る電動車イスから落っこちて骨折したらしい
かわいそうに・・・
かわいくてかわいくてたまらない
かいたいけどワンルームに住んでるしなぁ・・・なんて思ってたら
Yさんが旅行に行くから預かっててほしいと言ってきた
ワンルームに住んでるからダメだけど
しばらく預かるくらいならいいかと思い安請け合いしてしまった
その場で即決して車に乗せて連れて帰った
家の中に入れるとこちらが驚くほどよくなついてくれた
翌朝には僕が寝ているソファベッドに
顎をちょんと乗せては横走りしてまた顎をちょんと乗せまた横走りして
だんだん僕の顔に近づいてきてペロペロ舐めてくれる
カリカリのエサとお皿を借りてたのでまずエサを与える
すぐがっつこうとするので静止させ
よし、というまで勝手に食べないように躾ける
エサは朝食と夕食の2食でいいので
出かけるときはアンディひとりでも水だけおいておけばよかった
帰ってきてドアを開けると玄関にいてシッポふりふり
ものすごい勢いで僕にむしゃぶりついてくる
寂しかったんだね、ごめんねといって
顔を両手で挟んでグリグリしてあげる
僕もアンディも夕食を済ませるとお散歩
近くの閑静な住宅街にある公園まで歩いた
アンディはギプスを引きづりながらひゃーひゃーはしゃいで小走りする
顔がニコニコ笑っている
休日には甲山森林公園に連れて行って走らせた
どうぶつ病院にも連れて行った
当時僕は宝塚市の小林(おばやし)に住んでいて
仁川にあるどうぶつ病院でアンディを診てもらった
診察券にアンディちゃんと書いてくれた
どうぶつには保険がきかないって初めて知った
レントゲンをとって左の後ろ足を見てみると
しばらく使ってないから骨が細くなってるのがわかる
お医者さんはアンディについて
本物の柴犬なので警察犬などにするのだったら
ちゃんとした訓練をうけさせて・・・とまじめに話してた
アンディはすごいんだと思った
やがてギプスをはずしてもらったけど
あまり無理はさせないように言われた
でもアンディの機能回復はめざましかった
いつものお散歩で長い階段を降りるんだけど
はじめのうちは僕の方が速かった
でもアンディはだんだん速くなって僕に追いつくようになった
アンディやったねー!といって抱きついて二人して喜んだ
でもいつまでも楽しいワンワンライフとはいかなかった
ある日僕はまた気に入った女の子にアプローチして帰宅が遅くなった
夜12時過ぎに家に帰ってくるといつものようにアンディがお出迎え
顔を両手に挟んでグリグリし終えて灯りをつけると
なんと!枕の上にウンコがのっかってる!
こんなの初めてだった
僕は激怒した
おい!アンディ!おまえ何してくれんねん!おもいっきり怒鳴った
近所迷惑だからバスルームの中で怒鳴った
そのときから僕はアンディにイライラするようになった
アンディもベッドの上によくウンコするようになってしまった
ウンコは拭いただけではとれない
枕カバーや布団カバーを毎日洗濯することもできない
たまったもんじゃなかった
アンディはオシッコは最初からあちこちでしてたけど
それも気に入らなくなってしまった
ある日またその場でシャーとオシッコし始めるので怒った
最初は軽くポンと頭を叩いた
次はちょっと重くボンと叩いた
だんだん強くなってきて平手だけど顎が床につくぐらい強打してしまった
アンディは頭を変にくねらせながらキャンキャンキャン!!と泣いた
僕はアンディが心配になり自分が怖くなった
幸いアンディの体にも行動にも異常は見られなかった
でもそのときからアンディは僕を怖がるようになった
僕に近寄らないのだ
僕を見るとさっと離れて物陰に隠れるようになった
これは本当にやばいと思って僕は考えた
このままではアンディが人を恐れながら育ってしまう・・・
そのときから僕は意識して態度を変えた
にっこり笑ってアンディこっちおいでと
犬に向かって猫なで声で呼びかけ続けた
2~3日くらいつづけただろうか
やっとまたなついてくれるようになった
ほんとにほんとにほっとしてうれしかった
そのときから僕はもうオシッコにもウンチにも怒らなくなった
11月の学園祭にアンディを抱っこして連れて歩くと
みんなが振り向いてカワイイ~と言ってくれた
自慢の息子だ
預かって3ヶ月だんだん顔が面長になってきて僕に似てきた
ペットが飼い主に似るというのは本当の話しだ
職場にも連れて行った
とくに部長は愛犬を亡くしたことがあるのでよくかわいがってくれた
アンディを虐待したことは友人にも上司にも話したことがある
その頃僕がいちばん信頼してたのは部長だった
上記の話より詳しく話したと思う
でも部長の反応は・・・
ビジネスなんだから私情など挟まないとか
虎の穴みたいな競争だとか
そんなスタンスでもいいんだけれど
仕事の後に毎晩職場で晩酌して何でも話せと言っておきながら
自分の悩みを告白するとそのネタを使って押さえ込んでくる
ビースト・アビューズ・・・フンッ
と鼻先でせせら笑われることがそれから1ヶ月ほど続いたと思う
それがきまって職場内での女性の人気取りをめぐってのタイミングなのだ
思い返すと部長は僕を採用するときにこう言ってた
息子にはひどいことをしたと思う、でももう大丈夫や・・・
はじめは何のことかわからなかったけど、だんだんわかってきた
後に息子さんは東京の大学行ったとき
娘がすぐにお兄ちゃんの部屋勝手に片づけてとってもたぁ
とニヤニヤしながら言ってた
なんてドメスティックでエディプスっぽいのか!?
でも今にして思えば
逆に僕の方があまりにもエディプス・コンプレックスがなさすぎる
僕自身の問題は
エディプス・コンプレックスがあるのではなくて
それがあまりにもなさすぎることにあると思う
話を元に戻そう
アンディを飼い主のYさんの家に連れて行った
ひさしぶり再会にアンディは意外な反応だった
Yさんに抱かれると
アンディはYさんの顔を睨みつけて
鼻筋に皺をよせ歯を剥いてウーと小さく唸るのだ
一方、僕が抱っこすると
すぐに僕の顔を見上げてペロペロ舐めてくる
後日Yさんから連絡があった
もうアンディを飼う自信がないという
僕はしばらく考えてから
じゃあ僕が新しい飼い主を見つけよう
と言った
その日から飼い主探しがはじまった
介護者仲間や職場の上司や同僚、アルバイトさんに聞いてまわった
すると僕より若い購買部の同僚がいいですよと言ってくれた
僕が理想とする飼い主は
一戸建ての家で広い庭があって
アンディが鎖につながれることなく自由に走り回れること
彼はご両親と同居していて
その条件を満たせるというのだ
まさに理想的だ!!!
そしてついにお別れの日がやってきた
土曜日の仕事が終わって夕日を浴びる駐車場で
新しい飼い主からエサを与える儀式を行った
健康のためいつもカリカリばかり食べさせていたけど
今回ばかりはとびきり上等な缶詰を買ってきて見栄をはった
アンディはしょっちゅう僕の方をキョロキョロ見てたので
新しい飼い主がちょっと大丈夫かな?と言ってたけど
ちゃんといっしょに車に乗り込んで新居に向かっていった
僕は走り去る車を見送って独り密かに涙した
アンディといっしょのワンワンライフ
1997年8月から11月まで
約3ヶ月の出来事だった
部屋に残るアンディの残り香がいつまでも残るように
扉を閉め切って冬の訪れを迎える僕だった
今日は窃盗関係の余罪も思い出してみた
それいついては明日書こう