今日は初めての解剖見学だった
近大医学部の解剖学研究室にお世話になった
最初にまず遺体安置室の小さな仏壇に向かって黙とう
解剖学実習室に移動して先生から挨拶
僕らと同じように生きていた人の身体
僕らもみんな例外なくいつか亡くなる
これから僕らと同じ人間の身体を見て触ることを通して
人間の命や人生についてよく考えてみてほしい
また、胎児の標本もある
4週間5週間もすればちゃんと目も口も手も足もできてる
命の尊さをよ~く感じとってほしい
そんな話をうかがった
それから約2時間、人体の各部分を触ることができた
大脳・小脳・間脳・脳幹・脊髄
顔面
外耳・内耳・耳小骨
上肢
下肢
舌根・喉頭・気管支・食道
肺
横隔膜・肝臓・胆嚢
胃・十二指腸・空腸・回腸・盲腸・大腸・直腸
腎臓
膀胱
精巣・陰嚢・陰茎
卵巣・子宮・膣
胎児・胎盤
胎児はとても小さくて10㎝くらいのもの
となりに置かれた胎盤の方が大きい
でも身体はちゃんとできてる
頭を触るととてもやわらかい
じーっと見てると先生が胎児の標本は他にもたくさんあるよ
と言って別室に連れて行ってくれた
見るとそこにはホルマリン漬けの標本がたくさん
胎児のは10体ほどあってほとんどが
20週間と28週間でもう身体ができている
堕胎に反対するつもりはないけど
この胎児という生命を殺すということが
どういうことなのかよくかみしめる必要はあると思った
肺はドス黒いものは明らかに喫煙してた人のもの
黒くない肺にも黒くなってる斑点状の部分がある
先生に尋ねると喫煙しない人でも
生きてる間に排ガスやホコリを吸い込んで肺にたまるという
空気をきれいにしておくことはとても大事なのだ
大人の全身のものもあった
脳を取り除き、胴体の前部だけ切り開いてあった
僕はお腹の触診を練習して肝臓や胃の位置を何度も確認した
夢中で見て触った2時間
あっという間だった
何か変化があるだろうか・・・
僕の人間観、人生観、そして女性観にも
何か変化があるだろうか・・・
方法にも自分に合うものと合わないものがあるという
解剖学という方法は僕に合うだろうか
生命と情欲と人生と夢と
折り合いをつけられるだろうか