日経新聞朝刊にパキスタンのムシャラフ大統領辞任の影響について載っている。

 「ようやく独裁者がいなくなった」「これでパキスタンは良い方向に向かう」――。ムシャラフ氏がテレビ演説で辞任を表明すると同時に、ラポールやカラチなどパキスタンの主要都市では大勢の民衆が街頭に繰り出し、深夜まで歌や踊りで同氏の対人を祝った。
 強権的な政治手法と権力への執着が反発を買ったムシャラフ氏が去り、パキスタン国民の大多数は2月の総選挙で勝利した文民政権に「変化」を期待する。彼らが何よりも望むのは治安の回復だ。
 2001年の米同時テロ後、「テロとの戦い」で米国との共闘を選択したムシャラフ氏は、国内に潜む国際テロ組織アルカイダや原理主義勢力タリバンなどイスラム過激派に対する武力鎮圧踏み切った。強硬路線への転換を米国は歓迎したが、パキスタン国内では過激派の先鋭化とテロの頻発を招いた。

 今年前半のテロ事件は昨年同期の1.5倍に増えているらしい。今後、ムシャラフ氏退陣後の治安の空白を突く動きも考えられる。そして、隣のアフガニスタン情勢にも大きく影響がある。
 そもそもタリバンの要請に重要な役割を果たしたのは、アフガニスタンから旧ソ連の排除を狙ったパキスタンの情報機関、軍統合情報部(ISI)で以前から、米国の攻撃計画を過激派に漏らすタリバン同調者もいるとも書いてある。軍や情報部の文民統制はとても困難で、今後も揺れ動く不安をかかえることになる。
 軍事独裁から文民政権へ。テロ対策と民主主義。昨日も病院で爆弾テロがあって30人が死亡してる。何がいいことなのか?って難しいなって改めて思う。