日経新聞夕刊によると、グルジア紛争で停戦と軍の撤退を盛り込んだ和平「6原則」に反して同国領の占拠を続けるロシア軍は15日夜、さらに各地に進軍した。グルジアが和平合意に関する文書に署名し、同国を訪問した米国のライス国務長官がロシアに即時撤退を要求した直後に軍事作戦を拡大したもよう。グルジアを挑発する狙いとみられ、和平合意の履行は不透明な状況だ。
ロシア軍は占拠を続ける中部のゴリから進軍し、首都トビリシから50キロメートルの地点に接近した。ロイター通信などは進軍する戦車を確認したと報じた。サーカシビリ大統領は15日夜の記者会見で中部のハシュリとボルジョミにもロシア軍が進軍したと発表。「ロシアが占領地域を広げている」と非難したうえで、「グルジア軍は挑発には乗らない」と強調した。
ロイター通信によると、ロシア軍高官はグルジア各地への進軍の目的について「グルジアとオセアチア市民の戦いを止め、平和を実現するためだ」などと語った。
ロシア軍は「武器の撤去・回収」を」理由に黒海沿岸の湾岸都市ポチや西部のセナキなどでも駐留を続けている。欧州連合(EU)議長国フランスの大統領府は15日夜、サルコジ大統領に対してロシアのメドベージェフ大統領が「6原則」の文書に署名すると約束したと発表したが、時期には触れていない。
和平6原則の一つ、ロシア軍は紛争前の配備地に戻る、について実行されていない。国際社会で慣行になってきているルールを踏みにじって軍事力で占領を進めている。
昨日は63回目の敗戦日だった。日本人の軍人・軍属、民間人合わせて310万人が死亡した大戦を振り返り、もう二度と戦争をしないことを誓う大切な日だ。
昨日の朝刊の社説には戦後ロシアからの引き揚げについて書かれている。
今年は「岸壁の母」で有名な舞鶴へ引き揚げ最終船「白山丸」が入港してちょうど50年となる。終戦後、海外に残された620万人の将兵、民間人の引き揚げを終えるのに13年かかった。舞鶴に持ち込まれた遺骨は1万6千柱、上陸してすぐ亡くなった者360人、船内での死者59人を数えた。
酷寒のソ連、モンゴルは57万人の戦後抑留者がいた。そのうち5万5千人が亡くなったといわれる。いまだに多くが墓標もなく原野に眠る。ロシア政府から提供された死亡者名簿は4万940人。うち日本で確認できたのが3万2千人。この8月から10月にかけて埋葬場所など登録文書のマイクロフィルム画像を遺族に順次送付するという。戦後処理はまだ終わっていない。
敗戦直前、不可侵条約を破って進軍してきたロシア軍に抑留された日本人もまた、63年経った今も全員の帰国が果たされていない。私たちは先の大戦に敗戦して二度と戦争をしないと誓ってきた。負けて占領されることなく戦争を度々起こしている国々に対して文句をいうこともなく、ほぼ約束どおり戦争を起こしてはいない。
この平和な、戦争のない世界、軍事力に訴えないルールで競争する世界は、地底で私たちを支えてくれる310万柱もの霊たちと、日本軍が殺してしまったアジアの霊たちのおかげで実現していると思う。戦後63年もの歳月をかけて今日的に成し遂げてきたこの成果を決して逆流させてはならない。
米仏独が言うことはどーでもいい。余計な政治・軍事的磁力に惑わされず、私たち自身の過去に誓って、ロシア軍がグルジアから撤退することをはっきりと要求しよう。
ロシア軍は占拠を続ける中部のゴリから進軍し、首都トビリシから50キロメートルの地点に接近した。ロイター通信などは進軍する戦車を確認したと報じた。サーカシビリ大統領は15日夜の記者会見で中部のハシュリとボルジョミにもロシア軍が進軍したと発表。「ロシアが占領地域を広げている」と非難したうえで、「グルジア軍は挑発には乗らない」と強調した。
ロイター通信によると、ロシア軍高官はグルジア各地への進軍の目的について「グルジアとオセアチア市民の戦いを止め、平和を実現するためだ」などと語った。
ロシア軍は「武器の撤去・回収」を」理由に黒海沿岸の湾岸都市ポチや西部のセナキなどでも駐留を続けている。欧州連合(EU)議長国フランスの大統領府は15日夜、サルコジ大統領に対してロシアのメドベージェフ大統領が「6原則」の文書に署名すると約束したと発表したが、時期には触れていない。
和平6原則の一つ、ロシア軍は紛争前の配備地に戻る、について実行されていない。国際社会で慣行になってきているルールを踏みにじって軍事力で占領を進めている。
昨日は63回目の敗戦日だった。日本人の軍人・軍属、民間人合わせて310万人が死亡した大戦を振り返り、もう二度と戦争をしないことを誓う大切な日だ。
昨日の朝刊の社説には戦後ロシアからの引き揚げについて書かれている。
今年は「岸壁の母」で有名な舞鶴へ引き揚げ最終船「白山丸」が入港してちょうど50年となる。終戦後、海外に残された620万人の将兵、民間人の引き揚げを終えるのに13年かかった。舞鶴に持ち込まれた遺骨は1万6千柱、上陸してすぐ亡くなった者360人、船内での死者59人を数えた。
酷寒のソ連、モンゴルは57万人の戦後抑留者がいた。そのうち5万5千人が亡くなったといわれる。いまだに多くが墓標もなく原野に眠る。ロシア政府から提供された死亡者名簿は4万940人。うち日本で確認できたのが3万2千人。この8月から10月にかけて埋葬場所など登録文書のマイクロフィルム画像を遺族に順次送付するという。戦後処理はまだ終わっていない。
敗戦直前、不可侵条約を破って進軍してきたロシア軍に抑留された日本人もまた、63年経った今も全員の帰国が果たされていない。私たちは先の大戦に敗戦して二度と戦争をしないと誓ってきた。負けて占領されることなく戦争を度々起こしている国々に対して文句をいうこともなく、ほぼ約束どおり戦争を起こしてはいない。
この平和な、戦争のない世界、軍事力に訴えないルールで競争する世界は、地底で私たちを支えてくれる310万柱もの霊たちと、日本軍が殺してしまったアジアの霊たちのおかげで実現していると思う。戦後63年もの歳月をかけて今日的に成し遂げてきたこの成果を決して逆流させてはならない。
米仏独が言うことはどーでもいい。余計な政治・軍事的磁力に惑わされず、私たち自身の過去に誓って、ロシア軍がグルジアから撤退することをはっきりと要求しよう。