24日午前0時26分ごろ、岩手県沿岸北部を震源とする強い地震があり、同県洋野町で震度6強、青森県八戸市で震度6弱を観測するなど東北地方の広い範囲で大きな揺れを観測した。東北地方では、6月14日に岩手・宮城内陸地震があったばかり。各地の消防本部や警察本部が被害確認を急いでいる。

 日経新聞朝刊によると、青森県三沢市で69歳の女性が自宅の階段から転落、病院に緊急搬送された。青森県警八戸署によると、八戸市内コンビニエンスストアのガラスが割れ、けがをした人がいるとの情報があるという。また、同市内で火災が1件発生したが、けが人はなかった。自身との関連は不明という。

 福田康夫首相は、地震発生を受け、関係省庁に被災状況の早期把握や被災者がいる場合の救助に全力をあげるよう指示した。政府は同日未明、首相官邸の危機管理センターに伊藤哲朗内閣危機管理監をトップとする対策室を設置し、被害状況の情報収集に当たった。

 
自宅内の食器は割れ、コンビニエンスストアでは商品が床に散らばった。大きな縦揺れが就寝中の家屋を襲い、同県洋野町役場では庁舎内のモルタルが一部崩れた。「とても寝ていられず、飛び起きた」。岩手・宮城内陸地震に続いて再び東北地方を襲った大地震に住民らの間には恐怖と不安が交錯した。

 「自宅で就寝中だったが、とても寝ていられなくなって飛び起きた」。震度6強を記録した岩手県洋野町役場大野庁舎に駆けつけた男性職員は、激しい揺れに驚いた様子を見せた。自宅は本棚の本が床に散乱し、同庁舎では事務室の壁のモルタルが一部でははがれ落ちたり、資料が崩れるなどしたという。揺れはしばらく軽い縦揺れが続いた後、「ガタガタ」と嗅ぐなどが音を立てて大きな縦揺れ襲ったという。被災直後で被害状況などははいってきていないが、庁舎には次々と職員が緊急で登庁し、情報収集を急いでいる。
 震度5弱の揺れとなった同県岩泉町の小本支所でも未明から約10人の職員が駆けつけ、本庁と連絡を取り合うなどして被害確認に乗り出した。自宅で揺れにあった男性職員は「揺れが襲ったときの状況ははっきり覚えていない。何はともあれ庁舎に急いできた」と慌てた様子だった。
 震度6を記録した青森県八戸市の「ホテルパールシティ八戸」。約70人の宿泊客にはケガはなかったが、心配する家族からの電話が相次いでいるという。ボイラーが緊急停止したほか、客室のテレビが落下して壊れたり、壁にヒビが入ったりするなどの被害が出た。ホテルフロント係の男性は「一気に『ぐらぐら』と横に揺れた。経験したことのない大きな揺れ」と興奮冷めやらない様子だった。
 震度5強を記録した岩手県久慈市の居酒屋店主は営業中、「ゴー」という地響きが聞こえ、いきなり突き上げるような縦揺れに襲われた。その後、立っていられないような横揺れが続き、店のカウンターにつかまって体を支えたが、揺れは「数分間続いた」ように感じたという。
 店内にいた客2人と慌てて飛び出したためケガはなかったが、地震後に店に戻ると食器棚の中の食器や焼酎の瓶などが倒れて散乱していたという。「こんな恐ろしい思いは初めてで、今夜は眠れそうにない」と声を震わせていた。


 東北でまた地震発生。続けて被害にあわれた岩手のみなさんにとってはたまらない夏になるかと思う。
テレビでは8時30分ごろ現在で、重傷12人を含む120人がケガと報じられている。数字はやがて増えるだろう。岩手・宮城内陸地震
のときみたいな山がまるごと崩れてしまったような航空映像は見られない。被害の小ささで必要な支援が行き届かないなどということがないよう願うばかりだ。
 それにしても、午前0時26分ごろに起きた地震について、こんなに情報収集して朝刊の記事にするってすごいと思う。テレビでもお店や民家の中で物が散乱してる映像が放送され、たぶん東京にいたみたいなリポーターが現地取材をすでやってる。
 昨年2回、今年も2回大きな地震を経験している日本の災害危機管理は、素早く洗練されてきているのかもしれない。