日経新聞朝刊によると、中東歴訪中の甘利明経済産業相は25日、イラクの首都バグダッドを電撃的に訪問し、マリキ首相やシャハリスタニ石油相らと相次いで会談した。会談ではイラクの経済復興のため、イラク戦争で打撃を受けた石油産業の再生・増産を進める重要性で一致。日本が技術者育成やインフラ整備で協力することを盛り込んだ共同声明を発表した。原油埋蔵量で世界第3位のイラクを支援し、原油価格高騰の抑制につなげる狙いになる。
経産相は25日、航空自衛隊C130輸送機で滞在先のクウェートを出て、バグダッドとの間を往復。約7時間半滞在した。イラク戦争終結後、同国を訪れた閣僚は2006年8月の麻生太郎外相(当時)以来2年ぶり。
双方はイラクの復興を進めるため、エネルギー分野を中心とした両国の幅広い経済協力の強化が必要との認識で一致。最近の原油高に関しても世界経済や途上国に及ぼす悪影響への強い懸念を共有した。イラクの石油・天然ガス技術者の育成のため、2009年から5年間で年間100人の研修生を日本に迎え入れることで合意した。
石油産業の再興につながるインフラ整備などイラク復興のための最大35億ドルの円借款を継続する姿勢も改めて示した。
甘利経産相がイラクを電撃訪問した背景には、日本が復興を全面支援する意志を表明することで、原油の安定供給先の確保につなげたいとの意図がある。イラクは開発余力が大きく、世界の石油大手各社が開発に意欲を示している。イラクでの原油増産で市場の供給不安を解消し、原油価格の上昇を中長期的に抑える狙いもある。
甘利経産相は「イラクは日本の安定的なエネルギー供給に不可欠のパートナーだ」と強調し、石油・天然ガス施設の復旧や、関連産業の育成が必要との考えを示した。
英BPの統計によると、2007年時点のイラクの石油埋蔵量は1150億バレルでサウジアラビア、イランに続く世界第3位。一方で、日本のイラクからの原油輸入量は年間4.2万バレルでシェアは1%にとどまっている。
このため、経済の幅広い分野での関係構築を模索。両国は石油会社や商社などの日本企業がイラクに進出するのを促すため、投資環境の改善を進めることでも一致したほか、官民による情報交換の促進や、イラクの経済・投資にかかわる法制度の整備で協力することで合意した。
経産相はイラク訪問を数ヶ月前から極秘裏に検討。今回の中東歴訪の主な理由を表向き、22日にサウジアラビアで開かれた主要産油国と消費国との緊急閣僚会合に出席するためとしてきた。
入念に準備された電撃訪問はかっこいいばかりではなく、メッセージ性があって効果的なんだろうと思う。原油高にあえぐ世界にまずは好印象となればよいのだが・・・。原油高の犯人とされているアメリカからは、外交的には懸念される心配はまずないだろう。米国内では、イラクからの軍撤退を主張するオバマ氏が、このニュースをどう扱うか気になるところ。ドルー原油連動制がもたらしたとされる原油高による世界経済の再編が、軍事緊張を解く方向に働くことを、米国が阻止するには無理がある。
また、日本が議長国となる洞爺湖サミットでの主要テーマは地球温暖化問題。こちらにも十分配慮するには、民間からの省エネ技術支援を十分にアピール・実行する必要があるだろう。現在のイラクにとっても損のない話だと思われる。
しかし、ここまで考えてみると、2003年のあのイラク戦争はいったい何だったのか?と改めて思う。強国がよってたかって「テロ支援国」「独裁政権」などと理由をつけて世界有数の産油国を攻撃、占領。その数年後には経済進出?の自由?競争?いったい何だったんだ?
経産相は25日、航空自衛隊C130輸送機で滞在先のクウェートを出て、バグダッドとの間を往復。約7時間半滞在した。イラク戦争終結後、同国を訪れた閣僚は2006年8月の麻生太郎外相(当時)以来2年ぶり。
双方はイラクの復興を進めるため、エネルギー分野を中心とした両国の幅広い経済協力の強化が必要との認識で一致。最近の原油高に関しても世界経済や途上国に及ぼす悪影響への強い懸念を共有した。イラクの石油・天然ガス技術者の育成のため、2009年から5年間で年間100人の研修生を日本に迎え入れることで合意した。
石油産業の再興につながるインフラ整備などイラク復興のための最大35億ドルの円借款を継続する姿勢も改めて示した。
甘利経産相がイラクを電撃訪問した背景には、日本が復興を全面支援する意志を表明することで、原油の安定供給先の確保につなげたいとの意図がある。イラクは開発余力が大きく、世界の石油大手各社が開発に意欲を示している。イラクでの原油増産で市場の供給不安を解消し、原油価格の上昇を中長期的に抑える狙いもある。
甘利経産相は「イラクは日本の安定的なエネルギー供給に不可欠のパートナーだ」と強調し、石油・天然ガス施設の復旧や、関連産業の育成が必要との考えを示した。
英BPの統計によると、2007年時点のイラクの石油埋蔵量は1150億バレルでサウジアラビア、イランに続く世界第3位。一方で、日本のイラクからの原油輸入量は年間4.2万バレルでシェアは1%にとどまっている。
このため、経済の幅広い分野での関係構築を模索。両国は石油会社や商社などの日本企業がイラクに進出するのを促すため、投資環境の改善を進めることでも一致したほか、官民による情報交換の促進や、イラクの経済・投資にかかわる法制度の整備で協力することで合意した。
経産相はイラク訪問を数ヶ月前から極秘裏に検討。今回の中東歴訪の主な理由を表向き、22日にサウジアラビアで開かれた主要産油国と消費国との緊急閣僚会合に出席するためとしてきた。
入念に準備された電撃訪問はかっこいいばかりではなく、メッセージ性があって効果的なんだろうと思う。原油高にあえぐ世界にまずは好印象となればよいのだが・・・。原油高の犯人とされているアメリカからは、外交的には懸念される心配はまずないだろう。米国内では、イラクからの軍撤退を主張するオバマ氏が、このニュースをどう扱うか気になるところ。ドルー原油連動制がもたらしたとされる原油高による世界経済の再編が、軍事緊張を解く方向に働くことを、米国が阻止するには無理がある。
また、日本が議長国となる洞爺湖サミットでの主要テーマは地球温暖化問題。こちらにも十分配慮するには、民間からの省エネ技術支援を十分にアピール・実行する必要があるだろう。現在のイラクにとっても損のない話だと思われる。
しかし、ここまで考えてみると、2003年のあのイラク戦争はいったい何だったのか?と改めて思う。強国がよってたかって「テロ支援国」「独裁政権」などと理由をつけて世界有数の産油国を攻撃、占領。その数年後には経済進出?の自由?競争?いったい何だったんだ?