107人が死亡、512人が負傷した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故について、日経新聞夕刊によると、兵庫県警尼崎東署捜査本部は、JR西日本の役員ら数人を業務上過失致死傷容疑で今夏にも書類送検する方針を固めた。

○1996年12月4日、北海道のJR函館線の半径300メートルカーブで速度超過による貨物列車の脱線事故が発生
○その後同月に東西線の開業に備えて事故現場を半径600メートルから半径300メートルのカーブに変更
○1997年3月のJR西日本社内会議でJR函館線の事故が報告される
○新たな安全対策はとられないまま
 速度超過した列車を自動的に減速させる新型ATSは設置されず、事故現場カーブ手前の直線の最高速度も時速120キロに据え置かれたまま

 このような経過から、現場カーブで事故が起きる可能性を予見できたのに、新型ATSを設置しなかったのは「不作為の過失」に当たる疑いが強く、刑事責任を問えると判断したと思われる。