3月25日午前9時42分ころ能登半島地震が発生。
石川県輪島市、七尾市、穴水町で震度6強を記録したの能登半島地震について、主に日経新聞に掲載の記事から情報を拾ってみる。
 
現在、被災地域は本格的な雨に見舞われ、土砂崩れなどの災害に見舞われないかと懸念されている。
地震発生時から27日正午までに余震は246回観測されている。傷んだ建物が新たに倒壊するなど二次災害の恐れもある。
 
石川県や輪島市の災害対策本部によると、全国からボランティアを希望する問い合わせが殺到。受け入れ体制が整っていないため、同県は原則、県外の希望者を断っている。現地のボランティアスタッフは「必要な支援を把握するのが先。ボランティア希望者は被災地に駆けつける前に、県のホームページなどで受け入れ体制を確認してほしい」と話している。
 
最も被害が大きくて有名になっている輪島市門前町。27日午前になっても1900世帯で断水が続く。避難所で眠れぬ夜を明かした被災者や、風呂やトイレの使えない自宅で過ごす住民には憔悴の色が濃い。飲料水は支給されるが「トイレが問題」仮設トイレは和式で入り口には段差もある。高齢者には負担が大きい。食事も水を使わないインスタント食品が中心で「自炊できる状態にはない」という。
 
 
 
政府の対応については、1995年の阪神大震災や2004年新潟県中越地震での経験を生かし大きな混乱はなかった。しかし、首都圏でも今後30年以内にマグニチュード7級の直下型地震が起きる確率が70%以上とされている点を考えると、政府関係者が被災した場合の不安要素はなお残る。
 
 
能登半島はこれまで震度6クラスの大地震に見舞われたことのない地域で、震源は海底だが、内陸で発生しやすい典型的な直下型の地震が起きた。地震活動は活発ではないと政府は予想していたが、政府が調査している全国の110の活断層はすべて陸地。ところが、今回の地震の震源は海底断層。専門家からは「地震の調査地域を陸から海へと広げる時期がきている」との声が出ている
 
 
原子力発電所の大きなトラブルは報告されていない。北陸電力は25日夜、志賀原子力発電所1号機で使用済み燃料貯蔵プールに水が飛散しているのが見つかったと発表。約45㍑ですぐにふきとったという。外部への放射能の影響はないとしている。
 
 
北陸の主な工場にも設備破損などの被害がでている。回復の兆しを見せている北陸景気に水を差すことにならないか懸念される。ローソン、ファミリーマート、イオンはおにぎりやパンなど救援物資の配送をはじめた。
 
石川県七尾市にある能登有料道路の別所岳サービスエリア付近では、前後の道路が崩落し、観光バスや乗用車計19台が立ち往生した。6-7時間にわたって137人が孤立した。
 
石川県輪島市門前町の深見地区では土砂崩れで陸路が寸断。住民約70人が孤立状態になり、小型船で救助された。
 
石川県輪島市では30棟以上が全壊。穴水町では一部損壊を含め20棟以上の家屋被害が発生。
 
1981年に施行された改正建築基準法で震度6-7の大規模地震でも倒壊しないように定めた現在の耐震基準を満たさない家屋に被害が集中したとみられる。2004年10月の新潟県中越地震でも81年以前の家屋に被害が相次いだ。
 
国は住宅の耐震化率を90%に引き上げる方針だが、地震が少ない地域であり、高齢者が多く、古い木造住宅もまだ多く残っている。
 


とにかく、被災地のみなさんの生活が心配。
トイレ、お風呂、洗濯、食事と日常生活に著しく支障を来していると、元気な人でも1週間、2週間と経過するうちに精神的に滅入ってくることが予想される。
 
特に仕事で、これまで築いてきたものが一瞬で崩れ去ったショックは大きい。
 
家屋内の片付けやゴミ処理、施設やトイレの掃除、水の運搬、炊き出し、子どもや老人の話し相手など普通にできるボランティアを必要とする場面もこれからぼちぼち出てくると思う。