「東京タワー」最終回みました
 
第一話からずーっとオカンに愛されて育ってきた雅也の切ない思いが心に響いて泣けました。
 
雅也が東京へ出てきて10年目の春
母は抗ガン剤治療をやめて吐き気や目眩がおさまり、前より少し調子がよさそうだった。入院して以来3ヶ月、外出していない母を叔母ちゃんに旅行に連れてってもらうことにした。

 

ところが、旅行に行った夜、母は倒れて救急車で病院に戻る
明くる日、医師からあと数日と告げられる
 
アパートの隣人たち、友達、ガールフレンド、幼なじみ
みんなが心配して見舞いに来た

 
残った雅也は、すやすやと眠る母に話しかける
 
東京タワーに登ろうと約束したやろ
いかんといきんね
おぼえとお?

はじめて東京出てきたとき
あいかわらず朝おきれんし
部屋もきたなか めしもくっとらん
あのころとまだなあんもかわっとらんのかもしれん
おれはまだなあんにもなっとらんのよ
東京きてまだなあんも
それやけんおかん

まだいかんでよ
おかん
 
 
 
オカンの最期の夜
病室にオカンとボクとオトンが揃って眠る
 
深くてやさしい眠りだった
オカンの最後の願いは三人がこうして同じ場所で眠ることだったのだろう

 
オカンが苦しそうにしている
 
オカン
ナースコールを押して
オトン オカン!オカン!
なんていいよる?
・・・・・・・

 
医者と看護士が入室

 
オカン! 栄子!
いっしょに朝ご飯たべたいんよー オカン
オカンの息が止まり 左目から涙がひとしずく
ご臨終です
僕の一番大切な人 たった一人の家族
僕のために自分の人生を生きてくれた人 僕のオカン
オカンは死んだ
オカン!
顔をなでながら
オカン
抱きしめて
オカーン

 
その日東京は透き抜けるような快晴で青空がどこまでもつづき
赤羽橋の交差点から真っ赤な東京タワーが空に橋をかけていた
 
 
 
葬式が終わり、自宅をかたづけている雅也
 
「マー君へ」と書かれた封筒を開けて中の手紙を読む
マー君へ

心優しい息子に恵まれて幸せな最期をむかえることができます

マー君といっしょに暮らせてたくさんの人たちに出会い、東京での生活は楽しかった

小さいころは泣き虫で病弱だったので神仏にお願いするときはまず健康

そして素直に育つように

大きいになってからはやっぱり健康

最近はよくばって彼女と二人分お祈りしてます

まなみちゃんといっしょに

彼女は実の娘のようだった

お母さんと甘えてくれるのがとても嬉しかった

友達やお仕事の人も大切にね

中学の先生も中川君が男の子にも女の子にも好かれていますと言われたことが嬉しかった

勉強ができることよりもそういうことが嬉しかった

オカンはなにも思い残すことがありません

マー君 ほんとうにありがとう

そしたらちょっと行ってきますね

オカン
 
 
 
今日も東京にはどこからか人が集まりあふれかえっている
それぞれが一人で生まれ一人で生きているような顔をしているけれど
当然のことながら
家族がいて大切にすべきものがあって
そして母がいて
この先いつかあるいはすでにこのすべての人が
僕とおなじ悲しみを経験する
その一人ずつがとても大きくみえて
みんなすごいなあ 頑張ってるんだな
オカンあれから何年かたったけど
今でも僕は寂しいでたまらんよ
いつもオカンの姿思い出しよる
いろんなもん食わしてやればよかった
たくさん旅行連れていけばよかった
いっつも後悔してから涙が出よる
いつでもできたのに
なんでせんかったんやろか
おかんの毎日は楽しかったんやろか
俺のほうは相変わらずや
仕事は少しはましになってきよるけど
結婚もしとらん
相変わらずオカンが心配するような生活をしよる
ばってんおかん
僕ももう少しこっちでがんばるけん
見とってね
今までいろいろごめんね
そしてありがとうね 
オカンに育ててもろたことを僕は誇りに思うとるよ
 
 
母の遺影を携えて東京タワーの展望台に登る雅也
遺影の母に眺めを見せる

 
オカン すごかねー
オカン 今日は天気がいいでよかったねー
 
 
 
 
 
 
ドラマのはじめから終盤までず~っと
オカンは雅也を愛情たっぷりに育て
雅也はオカンをたいていうっとうしがってました
 
でも
いつもの元気が見られなくなると寂しい
いなくなるととてつもなく悲しい
 
ドラマのお芝居を観ていると
雅也たちのオカンへの思いに
共感できるような気がします
 
 
 
これでいいのかな?
自分はほんとにちゃんと共感してるのかな?
こんな不安を抱えながら