CMANOの航空機はSurge/Sustainedの準備モードが存在する。

まずはSurgeOpsというモードは、Ferryを除いて基本3~6時間の準備/整備時間が必要だ。SurgeOpsモードはブーストモードと考えてくれれば簡単だ、大規模な侵攻を行う、または受けている最中に簡単に休憩時間は取れないだろう。

Sustained-Opsモードは大体20時間の準備、整備時間を必要とするモードだ。これは単純にパイロット、その他機上員、そして整備をする人間の休憩の時間を考えれば当然だろう。ツイッターで軍事評論家が戦闘機は一度飛んだら半日は飛ばないと話していたのを覚えているし、実際にその通りなのだろう。

戦闘機ではなく哨戒機だが、ASW(対潜戦)のP-3Cのパイロットをしていた方のエッセイだが彼の記述を見る限り、やはりその程度のインターバルは必要なのだとわかる。

翔べ!海上自衛隊航空学生; 派米訓練――ハワイ (2)

 

Quick TurnaroundシステムはSurge/Sustainedモード双方で使える特殊な準備時間だ。これを使えば制約がつくものの準備時間が30分から1時間程度になる。

さっきと全く主張を変えるがただの整備と武装だけを施しただけで飛ばしていいなら30分の時間があれば基本すべて終わるのだ。パイロットは休憩も(デ)ブリーフィングもできないから対地攻撃任務を行うことはできないが作戦の説明が少ない(飛んでからも変更される)CAPやASW、空中給油機、早期警戒機はこのシステムを使える。JALによると民間のエアラインの整備時間は再離陸まで国内線で45分~1時間、国際線で大体2時間なので人員を集中できる戦闘機などで30分~1時間半というのはかなり現実的であろう。

JAL-飛行機の整備はどのように行われているか

 

もちろん言った通り制約はある。

F-14Eの兵装設定画面だがAIM-152BやAIM-120Dを装備する対空戦闘兵装では真ん中のQuick Turnaroundの制約が書かれている。Day and night(昼、夜関係なしに)、2sorties@1hr30min(2回の出撃の間1時間半の準備時間で)、4hr flying time(4時間の飛行が可能)。とある。F-14は複雑な戦闘機でさらに艦載機だから準備に1時間半かかるがF-15やF-16は30分で行ける。

この場合、一回目の出撃、帰投後に1時間半の準備時間で出撃可能で2回目の出撃、そして帰投した後は通常の準備時間が必要になり、さらに飛行時間が4時間以内でなければならないため、一回目の出撃が半分の2時間を超えた場合はまた通常の準備時間をかけることになる。

分かるとおり、かなりの制約があるが別に不利益があるわけではないので迎撃戦でミサイルをすぐ使い切る場合は大きなアドバンテージとなるはずだ。

 

前の回へのリンク

CMANO 航空戦チュートリアルミッション1

CMANO 航空戦チュートリアルミッション2 CAP1(前回)