こんにちは
こどもサークル結城です
今回のコラムで取り上げるテーマは
早口言語症
"クラタリング"
です！
クラタリングとは
吃音（スタタリング）と同じ
流暢性障害の一種です
発話速度が速く
著しく聞き取りにくい状態を呈するのが
クラタリングです
クラタリングの診断基準は
①過剰な正常範囲の流暢性
②過剰な音節の崩壊あるいは省略
③異常なポーズ（話の間）・音節の強勢
の3つです
1つずつ解説すると
①の過剰な正常範囲の流暢性は
「あの」や「えっと」のような
間投詞の頻度が異常に多い状態を指します
②の過剰な音節の省略や崩壊は
例えば
「ありがとう」を「ありとう」
「ラブラドルレトリバー」を「ラリバー」
と言ってしまうことです
③の異常なポーズ（話の間）・音節の強勢は
一般的には区切らない箇所で
会話の間を取ってしまうことや
適度な抑揚をつけられない状態のことです
吃音との鑑別においては
「障害の認識（の有無）」を
観察・評価することが重要とされています
クラタリングの多くは吃音との併存である
クラタリング-スタタリングであると
いわれており
吃音の方がメインであれば
自らの話し方に気付いており
なんらかの問題について言及できるはずと
されているからです
クラタリングの治療（訓練）については
介入研究や訓練報告が少なく
エビデンスに乏しいのが現状です…
今後の研究成果に期待したいですね
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