長きに渡り作成していました、チタンティップ3兄弟がついに使用可能な状態になりました。
3本同時進行での作成であり、テストしてもらう関係で何とか2月中に完成させたかったけど、中々時間が無かったり、
ガイドの取り付けに悪戦苦闘して、集中力が無くなった状態で仕上げたり、眼精疲労でガイドのが一直線になってるか分からなかったりで、
出来あがりが超絶雑になってしまいましたが、何とか形になりました。
群馬の野池で試し投げを行ってきました。

紫を基調としたデザインが水辺によく似あいます。
紫綾乃シリーズと名付けましょう。

それでは3兄弟の紹介です。
1号
マグナムクラフトAJX5919使用
161cm 5.38feet
ガイド数9個
重さ39.6g
グリップはなんちゃってガマカツデザイン。
何とかアンダー40gでまとまりました。
まあ、これからネーム入れとかして、コーティングとかすると多分40グラム超えてきますね。。
アジングチタンティップロッドの自作が、海猿中村氏のブログの影響で流行っていたころは、
IPSグリップ使用で5フィート台で50gが一つの基準点だった事を思えばチタンティップ初体験で、アンダー40g近くで出来たのは、先輩ビルダーの苦労の歴史のおかげと思います。
ブログで技術を惜しげもなく公表してくれている先輩ビルダーたちに只々感謝です。
ただ、正直言うと、もう一回、同じようなスペックの竿を作るとしたら、
あと簡単に7~8グラムぐらいは軽量化できると思うので、
後は30gをめぐる攻防になるのかなと思います。
感度に関しては、試し投げしただけでは何とも(爆)
グラスミノーSの尻尾の振動がなんとなく分かるかな位な感じです。
まあ、チタンティップロッドの真価は潮流を感じてナンボの世界だと思うので、野池ではわかりません。
佐渡の堤防でアジング、メバリングするのが楽しみです。

2号
ブルーカレントⅡ80のリビルド
216cm 7.2feet
重さ74g
ガイド11個
元のロッドが80gだったことを考えると、大して軽量化できてない・・・涙
シラスミノーの操作性は非常に良くて、当初の予定通りではある感じ。
ジグヘッド単体も1gぐらいでも操作感は十分ある感じ。
ただ、もともと柔らかかったベースブランクがチタンティップの重みでさらにダルダルになった感じは否めない。
まあ凄くメバル寄りのロッドに仕上がりました。
テトラ周りのミノーやユーリーなんかに使用したいロッドになりました。
反省点としては、リールシートに使用したカーボンパイプが外形18mm内径16mmで厚さ1mmと厚過ぎたこと。
後からネットで調べていくと、外形18mm内径17mmのカーボンパイプも発見したので、それ使えば良かった。
また、アーバーもハイブリッドアーバーが無かったから、タコ糸をエポキシでガチガチに固めたものを使用。
その辺をちゃんとすれば10g程度は軽量化できたと後悔。
3号
マグナムクラフト 桜鱒スペシャル 8325
251cm 8.36feet
重さ93g
ガイド13個
激渋ロック先生の85PEスペシャル信仰を意識して作成したロッド
当初は桜鱒SPの素のブランクを使用して1本仕上げるつもりが、
PEスペシャルと比べてかなり固いことが判明し、
反響感度より操作感度を優先すると、特性的に合わないことが判明。
カーボンソリッドを接ぐ気にはならないので、デメリットを承知でチタンティップで作成。
結果
バッド~ベリーはPEスペシャルよりはパワーがあるけど、
チタンティップを使用したことにより、ティップセクションは繊細で操作感度は高くなることを狙ったロッドに。
激渋ロック先生のPEスペシャルで使用するリールが223g程度でセンターバランスが85mmとのことで
自分の持ってるリールのハンドル抜きで同じぐらいの重さになるのでセンターバランスを確認すると、56mm程度。

85PEスペシャルが121g
ソルセン84マークスマンが85g
ブルーカレント85TZnanoが80g
他の竿のバランス等は分からなけど、チタンティップ使用でガイド数13個というセッチングを考えれば・・・・・
まあ、この竿もグリップ回りの素材次第で10グラム程度は平気で軽量化できるし、
そもそもエンドグリップ自体が
タコ糸+カーボンロービングでカチカチに固めてある物を使用している。

エンドグリップだけで16グラムなんで、
同じ位のレングスでも70g台半ばで作成できると思います。
まあ、バランスの問題も有るのでホドホドにですが。
メインで、使用する10gのラグビースーパーボールフロートを使用した感じでも、ティップの不安感は無くて、50m台の後半の飛距離は普通に出る感じです。
さすがに、3号のエギをしゃくるとこれじゃない感は有りますが。
でも本当はこの竿8feet弱で作りたかったのだけど、チタン接いだせいで長くなりすぎてしまった・・・
この竿でフロートぶん投げてメバル釣るのが楽しみです。


3兄弟の共通設計としては、感度を鈍化させる要員であるEVAスポンジを排除した事。
リールシートはカーボンパイプにDPSリールシートを装着したもの。
2号3号のエンドグリップはタコ糸+カーボンを繋げて作成したもの。
今後は、自作カーボンモノコックハンドルに挑戦したいです。
色々能書きを書いたけど、所詮は実際魚を釣っていない人間が作った竿です。
理想と現実は違うもので、使ってみてこうした方が良い、このように改善したいみたいな部分が出てくるはずです。
後は実際にフィールドで魚の当たりを感じて、魚を掛けて、魚を取り込んで感じるしかないと思いますが、群馬に居るうちはテストするのは不可能なんで、近いうちに激渋ロック先生に花嫁修業に出します。
厳しいテストをお願いします。
また、このブログを読んでくれている激渋ロックさんの釣仲間の皆さんも使ってもらって、ご意見ご感想を教えて頂けると有りがたいです。
はあ、やっと寝不足から解放される❗