かつきの模型製作記《番外編》~ヤマト仕上げ篇2『小林誠1/500ヤマト飛ぶ理由ver.』 | K.by K.~トラッカーセラピストのあんじぇらすコール~

かつきの模型製作記《番外編》~ヤマト仕上げ篇2『小林誠1/500ヤマト飛ぶ理由ver.』


前回のつづきです。
完成された模型ヤマトの写真と共に、小林さんのツイートを構成していきます。


『写真届く。 曇りの日にガラケー撮影したのでシャープネスに欠けるけど一点支持は判るかな。メタルカラーアイアンは外で撮ると空の青みを反射するのでヤマト的な鉄色になる。赤いとこはプラモデル本来の色です』

ヤマトを受け取って室内で撮った写真は送ったのですが、外で撮影してみてと指示を受けて、次の日試しに撮ってみたのがこの写真。

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…いや言い訳するわけじゃないんですけどね、本当に「こんな感じでしたー」という試し撮りだったんですよ。
天気もいまいちだったし。

それがまさかそのままツイッターにUPされるとわ汗汗

小林さんのフォロワーさんは「なんじゃこの写真」って思ったでしょーねー。
すみません生活感ありすぎる洗濯機の上で(;_;)。


その後「晴れた日に外で撮ってみて。撮影アングルは飛ぶ理由の大和参照。少し見上げるように」とのアドバイスを受け、晴れた日の夕方に差し掛かったころに時間が取れたので撮ってみます。

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『写真届く。これが出来るのが一点支持の醍醐味ね。 次は陽光の当たる角度を意識して。時刻によって陽の当たる角度が違うから試して吉よ』

『一点支持ならガラケーでもこういうのが屋外で撮れちゃう訳ね』

『置き場に困らない一点支持で是非1/500の迫力を。売れればアンドロメダ1/500も夢じゃない』


私は最初、何か台のようなものに乗せないと撮影出来ないと思って、一番最初に撮った写真はそうしました。こちらがその写真。

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でも台座を持って腕を伸ばせば、宙に浮かんでるようなヤマトが簡単に撮れちゃうんですね。一人でも。(おまけにガラケー)


その後日、もう少し日の高い時間に再度チャレンジ。

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艦首のところ、陽の光に反射して本物の鉄のように輝いてますね。


『昨日玉盛君が見て驚いた1/500(小林仕上げ+素人さんのガラケー撮影)。 素人さんでも一点支持は模型の空間座標把握を楽にさせるらしく。片手で支持台座を持ち、片手でガラケー撮影という感じでこのように構図が意図の通りになるのだ』

『玉盛君自身も飛行機模型を一点支持にしたとたんに不慮の破損が無くなったと言う』

『勿論、玉盛君が見たのは写真のみ。説明するまでが俺が撮影したと思っていたのよ』

…恐縮です(^_^;)。


「ハイパーウェポン飛ぶ理由」の表紙にもなってる空中戦艦大和の写真は、実は小林さんご本人が撮られてるそう。

『手に持った模型を空に向かって捧げ持つ様な感じで。それにより低い建物をフレームから外し、直上の空だけを背景として使える。一点支持+台座の模型の大きな利点』

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確かにこんな感じで、私でも苦労なく写真を撮ることが出来ました。
飾っても見映えがよく、一点支持台座はとてもいいです。
拡張セットとして、一点支持キットとか出してくれたらいいのにー(笑)。


さて、最後に。

模型を室内で飾るときのアドバイスも小林さんから頂きました。

元々このヤマトは、あやっとさんから電飾を仕込んで頂いたものですから、室内で展示用のケース(カラーBOXですけどw)に入れて点灯した写真を撮ってみて送ったんですね。

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そうしたら、

「箱の中に入れとくのは止めるのよ。箱の内壁と揺れる模型がぶつかって自壊してしまう。地震が来てからじゃ遅いから」

「真面目な話、梱包で破損するときと同じ要素が怖いです。地震以外の理由でも模型が揺れます。そのときに前後の箱の壁と模型がぶつかって破損してしまいます」

私はこのアドバイスを受けて、台座が動かないようにケースの中で固定してしまえばいいのでは?と素人考えで質問したのですが、

「無理。シャフトが揺れる」とのお答え。

この前の3月11日に、小林さんは東日本大震災を振り返って『なすすべなし、立っていることも出来なかった。ただ、崩れていく本やディスクや模型を見ていた』とツイートされています。

「地震のとき、目の前で、壁から落ちた物による衝突、又は台座から落ちるなどして自コレクションが全滅した経験から、物の配置で震災のときにどう壊れるかが判ります」
という事なんですね。

あの時の地震で体験したことだけに、重みのある言葉です。



こうして、模型オフでみんなで作った1/500ヤマトは飛ぶ理由verヤマトとして完成されました。

小林さんが造られた模型を一度は直接拝見出来たらなぁとずっと思ってましたけど、まさかこうして実際に手に取って撮影まですることが出来ようとは。
本当に、これはみんなから作って頂いたからこそですね。だから小林さんも仕上げてくださった訳で。

塗装仕上げから設置のアドバイスまで頂き、ツイッター上で仕上げの工程まで披露してくださいました小林誠さん。

そして何よりも、
直接模型を組んでくれたあやっとさん、ドテチンさん、機関長の息子くんに、あの時オフ会に参加された皆さま方、主催のUMAI機関長さんに改めて深い深い感謝を申し上げたいと思います。

小林さんの勧める通りに、模型の先輩方を頼りにしたからこそ、こうして完成された1/500ヤマトです。


本当にありがとうございました。




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