いつか消える。本当にすきなものをすきだと言うのは怖い。適度にすきなら簡単に言えてしまうのに、本当にすきになると全く言えなくなってしまう。すきだと言えなくなると、本当にすきなのかどうかさえ分からなくなってしまう。そして、本当はすきじゃなかったのかもしれないと手放してしまうのだ。気付いた時にはもう手元にそれはない。一分一秒を無駄にせず生きるなんて、到底無理なのだ。全ての出会いに感謝なんて、終わったから言えることだ。そんなステキに生きなくていいよ。どうせいつかしんでしまうのだから。