こんにちは。引き続きProject Qです。
#2 STPタイサンGT-R
ドライバー 高橋国光/土屋圭一
前年度はこのコンビで初の表彰台を獲得。抱き合いながら涙を流すシーンは感動的でした。土屋圭一氏は息子の名前を国光と名付けるほど高橋国光氏に心酔していて、その憧れの人と表彰台に上がれたことはいかに大きな出来事だったかと思います。自分も高橋国光さんは大好きなレーサーで、実力はもちろん、その人柄もすばらしい方でした。以前も紹介しましたが、1977年のF2レースの鈴鹿開幕戦で2周を残し国光氏がトップを走っていたところ後続車がクラッシュし、国光氏は自分の優勝よりも人命を助けることを優先してドライバーの救出に向かったというエピソードは有名ですね。
そんな国さんと土屋さんに思いを馳せながらこのチョロQを仕上げました。このアドバンカラー、文句なくかっこいいですね。赤と黒の2トーンは、どんな車でもかっこよく見えるのではないかと思うほど。チョロQでもこのカラーは特注やHGでも発売されていましたが、細かなマーキングを追加すると更にかっこよく見えますね。
上の写真のカラーリングは、1993年の第2戦オートポリスで優勝した時のマーキングを参考にしています。今回はデカール印刷の解像度を1200dpiにしたことが奏功して、細かいスポンサーロゴまできれいに印刷できました。
ご覧の様に出光のロゴなんかは、高さ1.5mmほどしかありません。おそるべしMDプリンター。
そして最後は
#8 FET SPORTS GT-R ドライバー 見崎清志/長坂尚樹
1991年の最終戦からFET SPORTSはGT-Rを投入。残念ながらシリーズを通じて優勝はありませんでしたが、1993年の最終戦では自己最高の2位を獲得しています。
このカラーリングは80スープラや、フォードシエラなどでもなじみ深く、今ではもうサーキットで見られないのが残念ですね。チョロQでも発売されなかったので、ずっと作りたかったカラーリングの1台です。
このチョロQはMDプリンターで初めてデカールを作成したので想い出深いです。この時の苦労が今に役立っていますね。HKSと比べたら楽勝(笑) なんて今だから言えますが。
という事でProject Q 5周年、チョロQの紹介は以上になります。お付き合いありがとうございました。いったん32GT-Rのカスタムは一区切りして今後は違う車種を作りたいと思います。単なるカラーリンだけではなく、パーツやボディー形状まで手を加えたものができたらいいなと思います。
次回は、Project Q 5周年特別編としてジオラマと今回紹介したチョロQを組み合わせたものを紹介します。それではまた。