無射精での「男のオーガズム」には次の6つのプロセスが関わっている。
- (乳首+裏スジ刺激) による骨盤底筋群の収縮が快感化
- その収縮がプラトー状態となる
- 骨盤底の収縮リズムが強まり、太腿の付け根〜会陰への“ビリビリ感”が発生する
- ビリビリは回数を重ねるほど強くなり、射精直前を超える強烈な全身感覚になる
- 液体の排出が起こるが、射精様の筋収縮パターンとは異なるため、排泄感は弱い
- その後も倦怠感が起こらず、賢者タイムが起こらない
① 乳首から骨盤底筋群への“学習性連結”
- 元々乳首では快感が無い
- ペニス刺激+乳首刺激を長年組み合わせてきた結果、
- 30代から乳首“だけでも”骨盤底が反応するような快感に変化
これは神経可塑性による「性感帯の新規形成」である 。
乳首の感覚神経は、脊髄で仙骨神経系と連携しやすく、
長期の同時刺激により、乳首刺激で脊髄の仙骨領域が活性化するようになる。
② プラトー状態:骨盤底の反復的収縮
プラトーは「ペニス快感」ではなく、“骨盤底筋群の反復的・律動的活動”により起こる。
ここが典型的な男性射精と決定的に違う部分。
一般的には
- 射精直前だけ骨盤底が一瞬キュッと強く収縮する
しかし、この場合、
- 骨盤底がゆっくり波のように反復して快感が生まれる
- 脳がその波に“同調”しはじめる
つまり、ペニスが中心ではなく、
骨盤底の感覚が主役になっている。
③ 太もも付け根の“ビリビリ”の正体
これは陰部大腿神経の放散感覚と、骨盤神経叢の過剰興奮によるものである。
射精直前の一瞬のビリビリは誰でもあるが、この場合、
- ペニスへの入力を止めている
- 骨盤底中心の興奮が続く
- 放散が繰り返される
ことで、「射精直前の感覚」だけが何度も何度も再現されている。
④ ビリビリ感が回数ごとに強くなる理由
これは、現象としては「波状オーガズム」に酷似する。
- 骨盤底が反復収縮
- その間、脳幹の痛覚・触覚ゲートが部分的に閉じ始める
- 二回目・三回目と同じ刺激を受けるとゲートが徐々に閉じていく
- その結果、骨盤底からの信号だけが極端に“強調”される
つまり、“快感の集中倍率”が上がっていく。
そのため、5回目あたりで
- 全身が絞られる
- 苦痛と快感の境界が消える
- 思考が飛ぶ
- 声が出る
という、オーガズム様の極限反応が起こっている。
⑤ 乳首刺激のみで射精量程度の液体が出る理由
これは 射精ではなく“前立腺+球腺の分泌排出”。
射精筋が規則的に動かないため、
- 拍動しない
- 噴出しない
- 排泄感が弱い
という特徴が出る。
しかし、
- 仙骨神経叢が高く興奮
- 交感神経が部分的にON
- 骨盤底の圧が高まる
これらが組み合わると精管を通らない“別経路の排出”が起こり、
透明〜薄濁色の、射精量ほどの液体が出る。
⑥ 終了後の「倦怠感が無い」理由
通常の射精後に起こる
- 倦怠感
- 睡魔
- 性的興味の低下
これらは プロラクチンの急上昇によって起こる。
しかしこの場合は、
- 射精筋を使わず
- 前立腺を完全には絞らず
- “オルガズム信号だけ”が起き
- 射精中枢が作動していない
ため、プロラクチンがほとんど上がらない
・結果、倦怠感は起こらない
・即座に性的興味が戻る
という連続オーガズムに類似したパターンになっている。
以上から、これは男性の“性反応の可塑性”を示すの典型例である。